【2019年本屋大賞 大賞】そして、バトンは渡された
☆☆☆☆
2018年月 文藝春秋 372p 書き下ろし
○瀬尾まいこ「そして、バトンは渡された」読みました。
森宮優子は、父親と二人暮らしの高校三年生です。一緒に暮らしている父親を、優子は、森宮さんと呼びます。なぜかというと、森宮さんは、高校一年生のときから、優子の父親だからです。
優子が小さい頃に、母親は死別しました。その後、父親は梨花さんと再婚したのですが、海外に転勤することになり、二人は離婚し、優子は梨花さんと暮らすようになりました。
その後、梨花さんが結婚離婚を繰り返し、現在の父親、森宮さんは、3人目の父親となるわけなのですが、理屈っぽく、面倒くさいのですが。。。
ということで、瀬尾まいこ「そして、バトンは渡された」読みました。よかったです。物語が進むにつれて、じんわり感動が広がります。
子育てって、言葉でなかなか表現しづらいことですが、登場人物の森宮さんは、はっきり言葉でそれを説明しています、そこが読んでいて感動します。
この本を読むことで、子育てというものが、素敵で愛おしい、貴重であることを再認識できることでしょう。また、この本は、優しい温かい気持ちにしてくれます。
2019年本屋大賞を受賞しましたが、それも納得の、良書です。80319
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