東野圭吾「魔力の胎動」読みました | 親愛なる人に-読書の薦め

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読んだ本の感想などを、本屋さんで見かける推薦文のように綴ります・・・お薦め度合いは、☆の数で評価します。親愛なる本好きの人たちに,このブログを届けたいです.


魔力の胎動 ☆☆☆+
2018年3月 株式会社KADOKAWA 316p
 

○東野圭吾「魔力の胎動」読みました
この本は、「ラプラスの魔女」の少女が主人公の、連作短編です。「ラプラスの魔女」を読んでいなくても、全然楽しめます。そして面白い!「ラプラスの魔女」が書き下ろしで、発売日が2015年5月です。第一章の発表日が、2015年5月なので、ほぼ同じです。著者は、初めから、「ラプラスの魔女」のスピンオフ作品を書こうと思っていたのでしょうね、わからないけど。以下は覚え書きです101318


第一章「あの風に向かって跳べ」小説野性時代 2015年6月号
ナユタは、スポーツ選手に信頼が厚い鍼灸師です。ベテランのスキージャンパー、板屋の面倒を見ています。板屋は、ジャンプに伸び悩んでおり、流体力学が専門の、大学の准教授筒井にアドバイスを求めます。そこに、異様に勘の鋭い、高校生?羽原円華が現れました。。。

第二章「この手で魔球を」小説野性時代 2017年1月号
ナユタの顧客である石黒投手は、ナックルボール使い。その球は変化が予測できず、三浦しか、キャッチングできません、でも、三浦はカラダのあちこちに故障を抱え、引退を考えています。石黒選手も、自分の球を捕れるキャッチャーがいなくなれば引退を考えていたのですが、そんなことはさせないと、羽原円華が作戦を立てます。。。

第三章「その流れの行方は」小説野生時代 2017年10月号
ナユタが高校のときにお世話になった先生脇谷の、一人息子は、水の事故で、植物人間状態。脇谷は、妻との間で、水の事故のときの対処の仕方で、わだかまりができてしまいました。羽原円華は、ダミー人形をつかって事故を再現しようとします。。。

第四章「どの道で迷っていようとも」小説野性時代 2018年 1月号
ナユタには、実は中学生の頃、役者と活躍していたことがあり、それが原因で高校時代、不登校になり、それが未だに心のわだかまりとなっています。羽原円華は、彼が役者をやっていたと、言い当て。。。

第五章「魔力の胎動」書き下ろし
青江は大学教授。ある温泉での硫化水素ガスで亡くなった家族の原因調査を依頼されます。「ラプラスの魔女」の、3年前の話。。。
 

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「ラプラスの魔女」の映画↓ 見てません

 

 

 

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