恩田陸「蜜蜂と遠雷」読みました。音楽にあふれた作品 | 親愛なる人に-読書の薦め

親愛なる人に-読書の薦め

読んだ本の感想などを、本屋さんで見かける推薦文のように綴ります・・・お薦め度合いは、☆の数で評価します。親愛なる本好きの人たちに,このブログを届けたいです.

蜜蜂と遠雷
☆☆☆☆+
2016年9月 幻冬舎 507p 星星峡2009年4月号~2013年11号 ポンツーン2014年1月号~2016年5月号連載 大幅加筆・修正


○恩田陸「蜜蜂と遠雷」読みました
芳ヶ江市で行われている、芳ヶ江国際ピアノコンクールは、数々の音楽を生み出したコンクールとして、今脚光を浴びています。

そのオーディションが、パリで開かれています。世界的音楽家ホフマンが推薦文をもって3現れた無名の風間塵という少年のピアノを聞いたとき、審査員である三枝子は、自分の中で分からない感情があれ出ました。

東京では、天才少女と呼ばれていましたが母が亡くなったことにより表舞台から退いていた亜夜が、コンクールに出場することにしています。

また、そこには、マサルという音楽才能にあふれた若者も出場します。彼は、幼い時にあーちゃんという少女とピアノを練習した思い出を大切に胸に抱えています。

また高島明石は社会人ですが、今回年齢制限ぎりぎりの出場です。

それぞれの登場人物が、それぞれの音楽を語り、自分を語り、第6回コンクールが幕がスタートしました。。。

ということで、恩田陸「蜜蜂と遠雷」読みました。恩田陸さん、直木賞、おめでとうございます。待ち望んでいました。

 

今回の作品、読み応えがある、それでいて、登場人物たちが、しっかり描かれていて読みやすい作品でもあります。文字でも音楽を感じられるのだな、と思いました。

 

読み進めていくうちに、登場人物たちと離れがたく、読み終えるのが惜しくなるような気になりました。

 

これを読むと、何か楽器をピアノをやってみたいな、音楽に触れたいなと気になります。そして、音楽コンクール、見に行きたいなぁと感じました。読み応えもありながら、読みやすくもあります。お薦めです。
 

 

 

テーマ:恩田陸 はこちらです

 

作家別のインデックスはこちらです。つけて、一覧にしています。

20冊以上レビューした本を中心に整理してあります。恩田陸さんのインデックスもあります

 

インデックス:伊坂幸太郎  

インデックス:恩田陸

インデックス:貴志祐介

インデックス:司馬遼太郎

インデックス:東野圭吾

インデックス:村上春樹

インデックス:宮部みゆき  

 

 

スマイル2 本 トップへ

 

 

恩田陸の本(アマゾン)

 

Amazonのベストセラー