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567p 集英社2014年12月 第一部「すばる」2012年5月号~2013年6月号 第二部「すばる」2013年8月号から2014年9月号
○中村文則「教団 X」読みました
楢崎が恋していた立花涼子が自分の前から突然姿を消しました。楢崎は、彼女は、松原という人が主催する宗教団体に出入りしているという情報を得ます。
楢崎は、その宗教団体に、立花涼子を尋ねていきますが、彼女は元々所属していた存在すらはっきりしない「教団X」に戻っていったと言われます。
楢崎は、その宗教団体で代表の松原の教義の動画が見ます。そして、松原の宗教団体から外に出たとたん、何者からに拉致同然に連れ去られるのでした。。。
ということで、 中村文則「教団 X」読みました。圧倒的なボリュームと内容で、読むものの心を揺さぶる作品でした。
登場人物たちの独白や教祖らのメッセージやらがびっしり書かれており、どこか狂っているようででもまともなようで、文学ならでは、 味わいを感じることができると言えます。
追記
2016年本屋大賞9位の作品です。
ところで、2017年本屋大賞ノミネート作が発表されましたね。こちらも楽しみです。
ノミネート10作品の中で読んだことがあるのは、原田マハ「暗幕のゲルニカ」だけでした。こちらは、ブログで紹介しました、
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