吉田修一「横道世之介」読みました | 親愛なる人に-読書の薦め

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読んだ本の感想などを、本屋さんで見かける推薦文のように綴ります・・・お薦め度合いは、☆の数で評価します。親愛なる本好きの人たちに,このブログを届けたいです.


横道世之介 (文春文庫)


☆☆☆+ 

423p 毎日新聞社 2008年4月1日~2009年3月31日 毎日新聞連載


○吉田修一「横道世之介」読みました


ざっと20年近く前の大学生のお話です。横道世之介は、九州から東京にやってきた大学一年生。右も左もわかりません。しかしながら、世之介は、成り行きでサンバ部に入ることになったり、バイトを始めることになったり、エアコンのある友人の家に転がり込んだり。。。


何となく、いろんな人と関わり合いながら、生きていくように見える世之介ですが、振り返ると、世之介と関わった人たちの心の中に、ほんわかとしたやさしい思い出を残していく世之介でした。。。



ということで、吉田修一「横道世之介」読みました。「悪人」は途中で挫折しましたが、この本は最期まですんなり読めました。


大学生になったばかりの世之介の1年間を、月ごとに追っていき、並行して現代の彼らがどんな暮らしをしているのかも描かれていきます。掲載が1年間の新聞連載だったので、こういう描き方もありだなあと思いました。


なんとなく、学生時代が思い出され、切なくなるような、小説でした。優しい気分になりたい人に、お薦めです。9213


追記

映画にもなリマ下(見てませんが)






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