水木しげる「総員玉砕せよ!」読みました | 親愛なる人に-読書の薦め

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読んだ本の感想などを、本屋さんで見かける推薦文のように綴ります・・・お薦め度合いは、☆の数で評価します。親愛なる本好きの人たちに,このブログを届けたいです.


総員玉砕せよ!

1991年10月 359p 講談社(上の本は講談社文庫版)

☆☆☆


NHKスペシャル「鬼太郎が見た玉砕~水木しげるの戦争~」見ました。

水木しげる「総員玉砕せよ!」読みました。これは、昨年ブログでも取り上げました が、NHKスペシャル「鬼太郎が見た玉砕~水木しげるの戦争~」 の原作となります。

物語は、聖ジョージ岬を死守するために、皆戦うのですが、物量とも戦うというレベルには達しません。結局、軍は、士気を高めるためだけに全員の玉砕(全員死ぬこと)を命じます。。。


ということで、このお話、これと言った主人公が出てくるわけではありません(水木しげるらしき人も出てきますが主人公等という感じでもないです)。だからストーリーがわかりにくいです。その点、これ以降に書かれた水木しげるの戦記漫画の方が読みやすいと思います。(NHKスペシャルを見たあと、漫画を読めば数倍楽しめます)。


戦死者の魂がこの作品を書かせたと、ドラマでも後書きでも語っていますが、絵や内容に迫力を感じます。


また、一番下っ端の兵士はやたら、ビンタを食らいます。何をやってもビンタです。。。理不尽です。さらには、玉砕せよ、と命じた参謀は逃げようとする。こんなことでは指揮が上がらないでしょうね。。。


きょうは終戦記念日です・・・


昨年のNHKスペシャルはDVDとして、発売されていました

DVD 鬼太郎が見た玉砕~水木しげるの戦争~


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