NHKスペシャル「鬼太郎が見た玉砕~水木しげるの戦争~」見ました。 | 親愛なる人に-読書の薦め

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NHKスペシャル「鬼太郎が見た玉砕~水木しげるの戦争~」見ました。


我が家では、ゲゲゲの鬼太郎がブームで、毎週欠かさず見ております が、作者の水木しげるは、戦争で左腕を失っていることはあまり知られてはいないのでは。。。


そんな水木しげるのマンガ「総員玉砕せよ」をドラマ化したNHKスペシャルが、昨夜8月12日に放送されました。時折、出てくる鬼太郎や目玉おやじ、ねずみ男に引っ張られ、1時間半、最後まで見てしまいました。


物語は昭和40年後半の水木しげるが、昔のこと(仲間)を振り返りながら、マンガを書き、それが回想シーンとなる、というドラマでした。


死と空腹が隣り合わせという悲惨な状況に置かれながら、せっかく生き残った者に対しても軍部は玉砕命令を下します・・・


このドラマを一言では語りづらいですが、戦争の不条理さが非常によく出ていた物語だったと思いました。また、水木しげる役が香川照之、水木しげる本人にそっくりでした。時折、香川照之扮する水木しげるが吐く「贅沢をしたら、死んだ兵隊さんに申し訳ない」というような言葉が、印象的でした。


追記 
NHKのホームページに、「鬼太郎が見た玉砕」スタッフブログが開設中です。


原作本です。家にありました。

暗いです。機会があったら書評を書きたいです。

水木 しげる

総員玉砕せよ! (講談社文庫)


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