- 千年ぎつねの秋冬コレクション
☆☆☆64P 2001年10月佼成出版社
斉藤洋 千年ぎつねの秋冬コレクションを読みました.
主人公のきつねは,千年生きています.何にでもうまく化けることができます.だから,何事も悟ったように,ハンモックで寝そべっています.彼の取り巻きは,まだ化けるのがとんちんかんな,200年ぎつねが2匹,300年きつねが1匹です.
「千年ぎつねの赤い山」
秋のある日,山が真っ赤に染まっていました.それは山火事でした.千年ぎつねはいったい何に化けたのでしょうか?また,山火事を無事に納めることができたのでしょうか?
「千年ぎつねのクリスマス」
千年ぎつねは町に出かけていきます.200年ぎつね,300年ぎつねも,千年ぎつねが何に化けるか興味津々でついてきます.千年ぎつねはつぶやきます.あんまり簡単なものに化けても馬鹿にされるし,いったいどうしたものか?果たして千年ぎつねは,気の利いたものに化けることができるのでしょうか?ヒントはクリスマスです・・・
高畑純のさし絵が,見開きごとにはいっています.小学校からは大丈夫だとおもいます.