しぶさわ太郎です。
ゲーム理論の続きです。
オンデマンドのジレットシェーブクラブでGilletteが販売している製品は、MACH3®、FUSION5®、Fusion®proshieldの３商品である。このオンデマンド市場におけるGilletteのゲームタイプは、「Cournot type (Cost Leadership)である。ハイエンドモデルであるFusion®proshieldは高機能を付与する差別化戦略も採用している。
Gilletteは規模の経済性を活かし、生産量を増やすことで単位当たりの固定費を低減し、経験による労働力や工程の効率化（経験曲線）を追求している。またGillette(P＆G)は生産技術や原材料を他の製品とも共有し、範囲の経済性も活用して価格競争力の源泉を創出している。
Gilletteの販売戦略は、自社の製品の売上・利益を最大化するマックス・ミニ戦略を採用している。
MACH3®そしてFUSION5®は競合の価格にできるだけ近づけ、低価格にし販売を最大化する戦略を採用している。
Fusion®proshieldは独自開発した技術（ジェルスムーサー・フレックスボールテクノロジー等）を採用し、競合のハイエンド品と明らかな品質の差別化を図る戦略を採用している。
Gilletteの代表的な技術は以下の通りである。
・ジェルスムーサー：刃にジェルスムーサーを搭載し、肌を保護しながら深剃りを実現する。この技術は主に
FUSION5®ProGlideに導入されている。
・フレックスボールテクノロジー：ヘッドが前後左右に可動することで刃がフェイスラインに密着し、ジレット最高の
シェービングを実現する。この技術は主にFUSION5®ProGlideに導入されている。
・5枚刃テクノロジー：Gilletteがこれまで多くの研究開発費をかけて開発したテクノロジー。緻密な計算に基づき配列
された刃は、肌への圧力をバランスよく分散し、肌に優しいシェービングを実現する。この技術は主にFUSION5®シ
リーズに導入されている。
・HEATED RAZOR：快適な温度で心地よい肌に優しいシェービングを実現するGilletteの新機能。
Gilletteは、競合との製品差別化を図り、顧客の満足度を高めるために莫大な研究開発費をかけてこれらの技術を開発した。
この技術を活用した今後のOpportunityとしては以下が考えられる。
・Customers requiring more convenience and high quality product
・Provide an affordable price through efficient production by economies of scale
・Create more strong, extensive and promising customer environment.
・Make teenage customer as lifelong loyal users.
・Enter into competition with Dollar Shave Club and Hall's to risen the market share.
続きは次回ブログで。
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