しぶさわ太郎です。
P&Gのゲーム理論の続きです。
P&Gの財務状況は、図1に示す通りである。2018年度のNet SalesそしてOperating Incomeは2014年度の実績を上回ってはいないが、Operating Cash Flowは改善傾向にある。Cash Flowが増加しているということは、効率的な事業運営ができている結果と言える。
またDividends per Common Shareについては、2014年から5年連続で増加しており、ビジネスで得た利益を株主に還元し、株主の期待にしっかり応えている。
(図1)
P&Gは、消費財のコングロマリットであり、約70カ国で事業を展開し、世界180カ国以上で販売されているグローバル企業です。P&Gが取り扱っている製品は数多くあるがメインのビジネスセグメントは5つです。図2が示しているいるようにそれぞれのビジネスセグメントには数多くの競合が存在している。
P&Gの売上比率は先進国市場比率が65% 、発展途上国市場比率が35%です。エリア別売上比率は高い順で、North America44%, Europe24%, Asia pacific 9%, china 9%、その他14%である。売上の約半分をNorth Americaが占めている。
続きはその3で。
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