ゲーム理論(P&G) -その1- | 株右衛門の経済&投資講座

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経営コンサルタント、心理カウンセラーで英国国立マンチェスター大学MBAホルダーの株右衛門が
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しぶさわ太郎です。

 

私が、イギリスの大学院で学んだゲーム理論について米国企業のP&Gを例に述べたいと思います。

ゲーム理論は、社会や自然界における複数主体が関わる意思決定の問題や行動の相互依存的状況を数学的なモデルを用いて研究する学問で、対象はあらゆる戦略的状況です。

 

P&Gは数多くの消費者向けを製品を世界中で販売しているグローバルカンパニーで、ビジネスセグメントの領域は、大きく分けて5つ(1,Beauty   2,Grooming 3,Health 4,Fabric & Home Care   5,Baby, Feminine &Family Care)ある。

 

いずれのビジネスセグメントも競合活動により厳しい環境であるが、,Grooming ビジネスセグメントの中のBlades & Razorsビジネス(Gilletteブランド)は最も厳しい販売環境の一つであると言える。

 

その理由は、Gilletteブランドのメイン市場である米国にて、オンライン(サブスクリプションビジネス)を活用したDollar Shave Clubなどの新興企業が急速にシェアを拡大しており、 P&GのGilletteブランドは大きくシェアを落としているからである。

 

P&Gが今後、事業の立て直しを行わないといけないビジネスの一つであるBlades & RazorsビジネスのGilletteブランドに焦点を当て、理論を述べることにする。

 

続きは、その2で。