【ヘーベル自由研究】浸透桝は放射能のたまり場になるという噂を検証します。 | シロ・ハチと秘密のガーデン -ヘーベルハウスと遊びのブログ-

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1111仕様のヘーベルハウスで、スコティッシュ・フォールドx2匹を飼い、
3歳の息子と1歳の娘の子育てをしています。
WEB内覧会を中心に、猫の事、庭の事、子育ての事を書いています。

タァです。

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さて、今回は、2Y WEB内覧会の準備シリーズとして新しく始めようと思っている企画です。

名付けて、『ヘーベル自由研究』!!!

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データを取って、考察しようという企画です。


『ヘーベル自由研究』は、

よく言われている「おうちの噂」を自分で検証しようというコーナーです。

データを取って、統計処理して、考察してみたいと思います。

ヘーベル自由研究と言っていますが、ヘーベルにこだわらず、
一般に言われているようなことも題材にしたいと思います。


さて、第一回は、放射能についてです。

東日本大震災直後には、浸透桝の放射能が高値を示したという噂がありましたね。
浸透桝に限らず、雨どいの下がホットスポットになるよ、という話です。

確かに、浸透桝には屋根やベランダの雨が集まります。

我が家の建っている茨城県は立派な被災地でして、
この土地はホットスポットなのではないか?と、
土地を買う段階で不動産屋さんやヘーベルの営業さんと話し合いをしたことがあります。

2年住んでみて、浸透桝に放射能が蓄積したのか。

これを検証してみます。


実験条件


まずは検証の条件を記録しておきます。

測定装置
エステー エアカウンター

測定条件
2014/6/29 21時代に測定。
当日の天気は晴れ、夕立。夕立からの雨上がり後に測定。
底面、地面から50cmほどの高さの位置にエアカウンターを固定し、
測定を開始。測定終了のマークが出るまで積算した。
各場所について、3回測定し、その平均値を求めた。

測定場所
・浸透桝2か所
  南東(奥まったベランダの雨が集まる場所)
  南西(広い方のベランダの雨が集まる場所)
   なお、広い方のベランダは、奥まった方のベランダの2倍程度の面積があります。
・外の芝生上
・玄関
・リビング


以上

結果と考察


結果を表とグラフにしました。


グラフの数値は平均放射線量。

グラフのてっぺんから上下に出ている線は、エラーバーと言います。
実験の結果というものは、
その時の微妙な環境の違いなどによって多少のブレがあるもので、
常に毎回同じ結果が出るわけではありません。

そのブレの程度を表したのがエラーバーで、
3回測ったら、そのうち2回以上はこの範囲に収まる結果が出るはずだ。
ということを意味しています。

要するに誤差範囲がどんなもんかを示す指標です。
グラフの値に差がついても、エラーバーが重なるようであれば、
それは意味のある差とは言えず、「差がつかなかった」ということになります。

それを踏まえて結果を見てみます。


平均値だけを見ると、浸透桝で放射線量が多いように見える結果です。
ところが、エラーバーも含めて見てみた場合、しっかりと差がついたのは、
浸透桝とリビングの間だけでした。
それでも、各測定値についてエラーバーが重なっている部分はごく一部でしたので、
浸透桝>屋外と玄関>室内の間には差がありそうだと結論してもよいでしょう。

従ってヘーベル自由研究第一回「浸透桝の放射線量」の結論は、

 浸透桝はリビングの1.6倍の放射線量を記録した。
 平均値は、浸透桝>玄関や屋外>室内ということになったが、
 はっきりと差がついたと言えるのは浸透桝と室内の間だけだった。


という事になります。

従って、やはり浸透桝は放射線量が高いぞ、ということになるでしょうか。
また、浸透桝の方が、芝生の上よりも高値を示しました。
従って、やはり浸透桝に放射能の濃縮が起きていることが予想されます。
(エラーバーが若干重なるため、「起きていることは確かなようです。」とは書きません。)

ちなみに、今回の結果を年間平均に直してみます。
エステーのHPを参考に計算してみますと、
このようになります。


私たちが地球上にいるかぎり、自然に受けることになる放射線量は、
年間で2.4ミリシーベルトだそうです。(電気所業連合会

放射線業務従事者は、5年間で100ミリシーベルト(すなわち20ミリシーベルト/年)が
被ばく限度とされています。(wikipedia
ですので、放射線業務従事者の限度からすると、
一番放射線量の高かった浸透桝でさえ、その限度の20分の1の被ばくで済みそうだ。
という事が言えますね。

結論


浸透桝は、リビングと比べて1.6倍の放射線量を記録した。
平均値を比較すると、室内ほど放射線量は低く、外部との接触が一番多い玄関や
屋外では放射線量は上がり、浸透桝が最も高くなりそうである。

浸透桝では、雨水が集まることによって放射能の濃縮が起きていることが
示唆される結果が得られたが、
有意差がつくほどではなかった。また、最大値を記録した浸透桝(南東)であっても、
最低値のリビングとの違いは1.6倍程度であり、
その被ばく量は年間換算で1.1ミリシーベルトと、低い値であった。

従って、浸透桝で放射能の濃縮は起こるものの、
被ばく総量は決して高いものではないといえる。

平たく言うと、

 確かに浸透桝には放射能が集まるけれど、
 一番放射線量が少なかったリビングより1.6倍高いだけ。
 高いと言っても、もともと自然界から浴びている放射能の総量よりも少なく、
 気にするような被ばく量じゃない。

ということです。


長年の心配から解放されました。

ヘーベルは涼しいのか?
ヘーベルは湿気が多いのか?
太陽光発電の効率は?

などについて、今後自由研究をしてみたいと思います。

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