タァです。
たくさんの応援クリックをありがとうございます!
2Y WEB内覧会ほか、皆さんのお役にたてるような記事を書いていきたいと思います!
さて、今回は、2Y WEB内覧会の準備シリーズとして新しく始めようと思っている企画です。
名付けて、『ヘーベル自由研究』!!!
応援のクリックをいただけると嬉しいです。 |
データを取って、考察しようという企画です。
『ヘーベル自由研究』は、
よく言われている「おうちの噂」を自分で検証しようというコーナーです。
データを取って、統計処理して、考察してみたいと思います。
ヘーベル自由研究と言っていますが、ヘーベルにこだわらず、
一般に言われているようなことも題材にしたいと思います。
さて、第一回は、放射能についてです。
東日本大震災直後には、浸透桝の放射能が高値を示したという噂がありましたね。
浸透桝に限らず、雨どいの下がホットスポットになるよ、という話です。
確かに、浸透桝には屋根やベランダの雨が集まります。
我が家の建っている茨城県は立派な被災地でして、
この土地はホットスポットなのではないか?と、
土地を買う段階で不動産屋さんやヘーベルの営業さんと話し合いをしたことがあります。
2年住んでみて、浸透桝に放射能が蓄積したのか。
これを検証してみます。
実験条件
まずは検証の条件を記録しておきます。
測定装置
エステー エアカウンター
測定条件
2014/6/29 21時代に測定。
当日の天気は晴れ、夕立。夕立からの雨上がり後に測定。
底面、地面から50cmほどの高さの位置にエアカウンターを固定し、
測定を開始。測定終了のマークが出るまで積算した。
各場所について、3回測定し、その平均値を求めた。
測定場所
・浸透桝2か所
南東(奥まったベランダの雨が集まる場所)
南西(広い方のベランダの雨が集まる場所)
なお、広い方のベランダは、奥まった方のベランダの2倍程度の面積があります。
・外の芝生上
・玄関
・リビング
以上
結果と考察
結果を表とグラフにしました。
グラフの数値は平均放射線量。
グラフのてっぺんから上下に出ている線は、エラーバーと言います。
実験の結果というものは、
その時の微妙な環境の違いなどによって多少のブレがあるもので、
常に毎回同じ結果が出るわけではありません。
そのブレの程度を表したのがエラーバーで、
3回測ったら、そのうち2回以上はこの範囲に収まる結果が出るはずだ。
ということを意味しています。
要するに誤差範囲がどんなもんかを示す指標です。
グラフの値に差がついても、エラーバーが重なるようであれば、
それは意味のある差とは言えず、「差がつかなかった」ということになります。
それを踏まえて結果を見てみます。
平均値だけを見ると、浸透桝で放射線量が多いように見える結果です。
ところが、エラーバーも含めて見てみた場合、しっかりと差がついたのは、
浸透桝とリビングの間だけでした。
それでも、各測定値についてエラーバーが重なっている部分はごく一部でしたので、
浸透桝>屋外と玄関>室内の間には差がありそうだと結論してもよいでしょう。
従ってヘーベル自由研究第一回「浸透桝の放射線量」の結論は、
浸透桝はリビングの1.6倍の放射線量を記録した。
平均値は、浸透桝>玄関や屋外>室内ということになったが、
はっきりと差がついたと言えるのは浸透桝と室内の間だけだった。
という事になります。
従って、やはり浸透桝は放射線量が高いぞ、ということになるでしょうか。
また、浸透桝の方が、芝生の上よりも高値を示しました。
従って、やはり浸透桝に放射能の濃縮が起きていることが予想されます。
(エラーバーが若干重なるため、「起きていることは確かなようです。」とは書きません。)
ちなみに、今回の結果を年間平均に直してみます。
エステーのHPを参考に計算してみますと、
このようになります。
私たちが地球上にいるかぎり、自然に受けることになる放射線量は、
年間で2.4ミリシーベルトだそうです。(電気所業連合会)
放射線業務従事者は、5年間で100ミリシーベルト(すなわち20ミリシーベルト/年)が
被ばく限度とされています。(wikipedia)
ですので、放射線業務従事者の限度からすると、
一番放射線量の高かった浸透桝でさえ、その限度の20分の1の被ばくで済みそうだ。
という事が言えますね。
結論
浸透桝は、リビングと比べて1.6倍の放射線量を記録した。
平均値を比較すると、室内ほど放射線量は低く、外部との接触が一番多い玄関や
屋外では放射線量は上がり、浸透桝が最も高くなりそうである。
浸透桝では、雨水が集まることによって放射能の濃縮が起きていることが
示唆される結果が得られたが、
有意差がつくほどではなかった。また、最大値を記録した浸透桝(南東)であっても、
最低値のリビングとの違いは1.6倍程度であり、
その被ばく量は年間換算で1.1ミリシーベルトと、低い値であった。
従って、浸透桝で放射能の濃縮は起こるものの、
被ばく総量は決して高いものではないといえる。
平たく言うと、
確かに浸透桝には放射能が集まるけれど、
一番放射線量が少なかったリビングより1.6倍高いだけ。
高いと言っても、もともと自然界から浴びている放射能の総量よりも少なく、
気にするような被ばく量じゃない。
ということです。
長年の心配から解放されました。
ヘーベルは涼しいのか?
ヘーベルは湿気が多いのか?
太陽光発電の効率は?
などについて、今後自由研究をしてみたいと思います。
ためになったよ!!と思っていただけたら、
応援クリックを頂けると嬉しいです。
応援の程、何卒よろしくお願いいたします。