U.C.0079(一年戦争)中のGMってどのくらいの性能??part4 | しんのブログ

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④エネルギーCAP方式とビーム兵器
 かなり開いてしまいましたが、第4弾です!(凸*)
 今回は少し番外編として、GMをはじめ連邦軍のモビルスーツの大きな特徴とも言えるエネルギーCAP方式についてのお話です。¬(凸)ブシューン


図1:メガ粒子砲で艦砲射撃を行うサラミス級巡洋艦

 U.C.0079当時のビーム兵器は、ミノフスキー粒子の圧縮→縮退によるメガ粒子化、さらにそのメガ粒子を加速リング、集束リングにより射出する機構を採っていました。この一連の過程には莫大な電力を必要としたため、図1のように艦船や要塞等に固定化されて使用されていました。その威力は強力で艦隊戦や拠点防衛においてかなり活躍したと考えられます。



図2:サラミス級巡洋艦に肉薄するMS-06"ザク"

 しかし一年戦争が勃発しジオン軍の新兵器モビルスーツの登場により、宙域戦ではその機動力の高さから艦船のビーム兵器はほぼ無力化されてしまいました(図2)。
 その後ジオンのモビルスーツの活躍が続いたことで連邦軍内においてもモビルスーツ開発の機運が高まり、発動されたのがV作戦です。本作戦ではジオンのザク、さらにこれから実戦投入されるであろう後継機達に勝る性能を有する機体の開発が目的とされました。
 これまでに述べてきたように、初期に試作されたRX-77 "ガンキャノン"やRX-78 "ガンダム"、そこから量産されたRGM-79 "GM"は索敵範囲、ジェネレータ出力、スラスター推力とどれを取っても、MS-06 "ザク"やその後継機に勝ります。しかし連邦軍はさらにジオンの機体を圧倒的に凌ぐ性能を、自軍の機体に与えました。それがエネルギーCAP方式によるビーム兵器の携行です。
 前述したように戦艦やトーチカで扱われるメガ粒子砲は、莫大な電力を必要とするため、戦闘機やモビルスーツへの搭載は困難としていました。
 そこで連邦軍は、ビーム兵器を機体に搭載するのではなく携行火器とし、先にビーム兵器内のエネルギーCAPへ、基地や戦艦などで圧縮させた縮退寸前のミノフスキー粒子を補充し、ミノフスキー粒子の縮退とそれによるメガ粒子化、そして射出を機体側にさせるエネルギーCAP方式を開発しました。



図3:ビームサーベルによりMS-09R "リック・ドム"を両断するRGM-79 "GM"(上) ビームライフルによりMS-06 "ザク"を撃墜するRX-78 "ガンダム"(下)

 このエネルギーCAP方式は高出力なジェネレータと相まって、連邦軍のモビルスーツへジオン軍のモビルスーツには無い戦艦並みの火力を与えることに成功しました(図3)。これによりビーム兵器は再び戦場に返り咲くことになりました。

 今回はエネルギーCAP方式についてでした。連邦軍のモビルスーツの性能をジオン軍のモビルスーツより1ランク上げていたのは紛れもなくビーム兵器の存在だと思います。その威力は皆さん劇中でよくご存じの通り、図3のようにジオン軍のモビルスーツを一撃で仕留めることが可能でした。
 後にジオンも水陸両用機への水冷式のメガ粒子砲の搭載やゲルググなどのビームライフルの開発に成功し、以降のモビルスーツ戦ではビーム兵器の優位性は相対的に無くなってしまいますが、それ以前の機体に対しては痛烈なカウンターとなったことでしょう。
 
 次回はジムの持つ武器について紹介したいと思います!画像多目で(笑)