U.C.0079 (一年戦争)中のGMってどれくらいの性能?? part3 | しんのブログ

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主に大好きなガンダムのジムについて書いてます。
色んな方にジムを知って頂けたら嬉しいです。

③センサー有効半径
 年を越してしまいましたが第3段です。
 今回はセンサー有効半径についてです。モビルスーツ全体に言えることですが、GMのセンサー類は図1の頭部に集中しています。ここには光、音、熱様々なものを捕らえるセンサー類が集積しており、まさに人間の頭と似た役割を持っています。センサー有効半径とは、つまるところこれらセンサー類を総合的に利用し、物を捕らえられる距離ということになります。

図1:RGM-79の頭部(アーケードゲーム機動戦士ガンダム連邦vsジオンより)
 
 ミノフスキー粒子が散布される戦場ではレーダーが使用できないため、目視による戦闘をせざるおえません。もちろんモビルスーツは全面窓張り(※一部窓張りの機体は例外とします。)ではないので、パイロットはモビルスーツの目、センサーを介して戦場を見ることになります。ここで重要となるのがセンサー有効半径なのです。このセンサー有効半径が長ければ、それだけ早く敵を確認できるからです。ですのでセンサー有効半径というのは、そのモビルスーツの"視力"と言えます。
 それでは実際の数値を元に、各機体と比較しつつGMの視力検査をしてみましょう!(凸*)

〔機体〕 〔センサー有効半径(m)〕
〈E.F.S.F〉
RX-77     "ガンキャノン"     6,000m
RX-78     "ガンダム"             5,800m
RGM-79 "GM"                 6,000m
〈ZEON〉
MS-06F    "ザクII"                   3,200m
MS-06S    "ザクII指揮官用"    3,200m
MS-06F-2 "ザクII後期型"        3,200m
MS-06FZ  "ザクII改"                3,200m
MS-07B    "グフ"                     データなし  
MS-07B-3 "グフカスタム"      データなし
MS-09       "ドム"                     5,400m
MS-09R  "リックドム"         5,400m
MS-09R2   "リックドムII"       5,400m
MS-14A     "ゲルググ"             6,300m
ーーーー水陸両用機ーーーー
MSM-03 "ゴック"  データなし
MSM-04 "アッガイ" データなし
MSM-07 "ズゴック" データなし
※原型機:太字/改修機:細字
表1 :各機体のセンサー有効半径

 表1見るとGMはガンダムの5,800mより200m長い6,000mとガンキャノンとお揃いとなっています。以前GMの説明を載せた時にも触れましたが、GMのメインカメラはガンキャノンと同様のゴーグル型の物を採用しているためだと思われます。
 対するジオン軍の機体のセンサー有効半径を見てみると、ザクタイプは統合整備計画で開発されたFZ型も含て全機3,200mとなっています。次にグフタイプなのですが、こちらはデータが存在しませんでした。しかし開発時期からザクと後述するドムのセンサー有効半径の間の数値(ザクタイプ:3,200m~ドムタイプ:5,400m)と予想されます。
 先にネタバレしてしまったドムタイプですが、こちらもザクと同様に統合整備計画で開発されたリックドムIIを含めて全機5,400mとなっております。
 そしてゲルググが6,300mと表1の機体中では最も長い距離となりました。またアッガイ、ゴック、ズゴックのデータも存在しなかったので不掲載としています。
 以上のことからGMのセンサー有効半径は連邦内ではガンダムより200m長く、中距離支援機とされるガンキャノンと同等で、ジオン軍の機体と比較するとデータ未掲載の物を除けばゲルググ以外の機体より長いということになります。
 つまりGMはザクやドムに発見される前に相手を捕捉することが可能なのです。一方でゲルググに対しては逆の事が言えるでしょう。