海外のEFL/ESLの文法参考書やテキストでは、和式の仮定法と直説法をまとめて条件法conditionalとして扱い、典型的な用例を示すという形式が一般的です。生きた英語では、典型例にはない多くのバリエーションが使用されています。

 近年では言語コーパスを利用して英語の実態を科学的に分析するようになり、従来の文法参考書やテキストの記述の見直しを必要とする論文が多く提出されています。それは、学習文法の在り方として、20世紀に盛んだった標準語として正しい言葉使いの規則集という性格の規範文法から、活きた英語の使い方を示す実践的な記述文法へシフトする過程と言えます。

 

 コーパスデータを利用して、if条件文のバリエーションに関して、調査・分析をした論文から、その要旨の翻訳と条件文のタイプ別使用頻度を示した資料を紹介します。

 

「従来の文法参照書やコースブックでは、一般的に第一条件法、第二条件法、第三条件法として知られる古典的な3つの種類の仮定法が英語学習者に提示される。高度に進んだ文法書では、この従来的な分類には当てはまらない他の可能性、つまり、もっと多様なif-仮定法のパターンを触れることがある。

 現実の英語で、映画、ニュース報道、日常会話、フィクションなどで見られる大量の仮定法は、EFL/ESLの教室で主に教えられているものとは大きく異なる可能性がある。英語学習者にとって、これは奇妙に感じられるかもしれない。実際には、母語話者の言語に存在する仮定法の形式は、前述の古典的なパラダイムとはかなり異なる。

 この研究は、本物のアメリカ英語、つまりアメリカ英語のコーパス(COCA)から抽出されたデータと、タイで広く使用されている標準的な英語教育(ELT)のコースブックに含まれるif-仮定法を調査することを目的とする。その上で、口語で使用されれるif-仮定法の実態の概要を示し、英語教育への示唆し、if-仮定法のレッスン準備に関する提案を行う。

 

 言語データは、タイで広く使用されているFace2face、Headway、New Opportunities、New English File、Passagesなどの5つの中級および上級ELT教科書の条件文のセクションからの引用と、1990年から2012年までのCorpus of Contemporary American English(COCA)に基づくデータからif条件文を抽出したものを含む。」(しんじ抄訳)

Supakorn Phoocharoensil『If-conditionals in Authentic Corpus-based English』

            2014

 

 まず、ざっと見ていくだけで、典型文以外の型が豊富に存在することが分かります。仮定法と呼ばれている文を含めて条件文だけに通用する特別ルールを設定して理解しようとするのは実践的ではありません。実態に基づかない人為的なルールは、いきた表現を‘例外’ととらえて排除してしまうことにつながるからです。

 想いを伝えるために実践的に表現を使うことを目的にした学習文法は、英語話者が実際に使用する言語現象を科学的に観察することから始まります。上記の表のように分類されている型の用例をタイプごとにいくつか見ていきましょう。タイプの分類は論文に沿っています。[ ]は文の型を示し、その横に付した(  )内の数字は、表中にある全164例中の使用頻度を拾ったものです。

 

【TypeⅠ】

[With will in the main clause] (20)

If he moves to Manchester, he will have to sell his house in Bristol.

                      ――Carter & McCarthy, 2006

(マンチェスターに引っ越すなら、彼はブリストルの家を売らなければならなくなる)

 

[With other modals, e.g. can, may, should](23)

If your documents are in order you may leave at once.

                     ――Thomson & Martinet, 1986

 (書類が整っているのなら、すぐに出発しても構いません)

 

If it stops snowing we can go out.

                     ――Thomson & Martinet, 1986

 (雨が止んだら、外出できる)

 

If the Spanish team continues to do so well, they should win the World Cup.

                          ――Foley & Hall, 2003

(もしスペインのチームがこれまで通りに成功を収め続けるなら、彼らはワールドカップに勝つはずだ)

 

[Zero conditional] (34)

If you don't look after tomato plants, they die very quickly.

                          ――Foley & Hall, 2003

(トマトは世話を怠ると、すぐに枯れてしまう)

 

[Ifpresent simple+imperative](22)

If you don't want our child, give him to me to raise.

(もし私たちの子供を望まないのなら、彼を私に育てさせて)

 

If you love Natalie, do not tell a soul that Natalie’s pregnant.

(もしナタリーを愛しているなら、ナタリーが妊娠していることを誰にも言わないで)

 

 タイプⅠに分類されている型の条件文は、いずれも高頻度になっています。近年の学習文法が伝統的な第一から第三の条件文にくわえて[Zero conditional]を扱うのは、その使用頻度から妥当と言えます。海外の学習書では、かつての規範的規則から生きた英語の実践的な使用を志向した文法へのシフトが進み、編集に反映されているのです。

 この中で引用先を付していない[If+present simple+imperative](22)の型の文は、テキストでは用例として採用されず、COCAから採った用例です。実際には非常によく使われるのに典型文から外れていることから採用されていない型の文は数多くあるわけです。

 

 このブログでも、以前の記事でアニメに出てくる表現を拾って紹介しています。

 

If daddy pig tells you a story, you must both promise to go to sleep.

                                                        ――Peppa Pig | Halloween Special

 「ダディピッグがお話をしたら、二人とも寝るのよ。約束だからね。」

 

If we're going to catch Big Bad Barry, let's do it properly.

                          ――Ben and Holly's Little King Kingdom | Big Bad Barry

 「ビッグバッドバリー(池の主)を捕まえようというのなら、それ相応のやり方で

    やろう。」

 

 生きた英語では、すべての法助動詞は帰結節で使います。帰結節で命令文を使うのは日常的で自然な表現です。だから、コーパスデータに高頻度で現れるわけです。

 テキストに無い文を、頭から文法的な正誤を考慮してしまうのは、語学習得ではマイナスに採用します。しっかり観察して、スラングであまり好ましい表現ではないと分かれば、使わなければいいだけのことです。避ける前に、まず知ることが大切だと思います。

 

 タイプⅡは、この論文ではやや頻度が落ちる型の文として分類しているようです。とはいっても、データ自体はそれほど大きなものではないので、実際にはよく使われる条件文です。

 タイプⅡの上位には次の第二、第三条件文(和式仮定法)が入ります。

 

【TypeⅡ】その1

[With would in the main clause] (14)

If I knew her name, I would tell you.

                                                                  ――Swan, 2005

(彼女の名前を知っていれば、あなたに教えるんだけど)

 

If we had paid our cleaner more, she wouldn't have left us.

                                                                  ――Foley & Hall, 2003

(もし私たちが清掃員にもっと給料を払っていたなら、彼女は去っていなかっただろうに)

 

  この論文では統計の結果を次のように記しています。「調査結果では驚いたことに、すべてのELT教科書で明確に強調されている第三条件文はわずか1.83%(3トークン)しか発生しなかった。」(Phoocharoensil2014)

 

 帰結節にはwouldの他にcould/mightが来る用例は、内外を問わず学習用テキストでは一般的に紹介してあります。使用頻度から妥当だと言えます。

 

【タイプⅡ】その2

[With other modals, e.g. could, might] (6)

If the spy had intercepted the message, he could have averted the crisis.

                                                                            ――Foley & Hall, 2003

(もしスパイがそのメッセージを傍受していたなら、彼は危機を回避できたかもしれない)

 

If Mike rang the travel agent tomorrow, he might get a cancellation.

                                                                            ――Foley & Hall, 2003

(もしマイクが明日旅行代理店に電話をかけたら、キャンセル待ちがあるかもしれない)

 

 帰結節にbe(present) going toが来る用例は、典型例ではありませんがよく使われます。

 

【タイプⅡ】その3

[If+present simple, S+be (present) going to+infinitive] (8)

If you leave Sinat—Sinatra off, you're going to be totally embarrassed.

(もしシナトラを外すなら、あなたはすっかり恥をかくことになる)

 

[If+present simple+present progressive] (4)

If this war continues, I'm taking you to Canada!

(もしこの戦争が続くなら、私はあなたをカナダに連れていくよ!)

 

  学校文法が「未来表現」の1つに位置づけるように、後発で文法化が進みwillの意味領域を侵食していることを反映しているのでしょう。昔will=be going toと機械的に教えていた反動で、近年ではその違いを強調することが多いのですが、2つの表現の意味領域の重なる範囲が広くなり違が無くなりつつあります。それは条件文にも及んでいます。

  また、同じく「未来表現」とされる現在進行形も帰結節によく使われているようです。

  表現の使い分けを知ることは大事なことですが、文法化が進んだ表現は意味が希薄して同じような状況で使われることが多々あります。未来表現のような形が違い意味の似た表現は、一般的に固有の使い方と共通の使い方が混在します。全く同一に扱うことも単純化した使い分けも、どちらも実態には反することを理解しておくといいでしょう。

 

 下のような、条件節/帰結節がそれぞれ過去時制/would+完了の型は第三条件法の

異形ともいえるような型で、その逆の過去完了/would+infinitiveの型とあわせてMixed conditionalと呼ばれることがあります。

 

【Type2】その4

[If+past simple, S+would have p.p. ] (4)

If it was meant for you to die today, you wouldn't have found this.

(もし今日死ぬ運命だったなら、あなたはこれを知ることはなかった)

 

 これらの用例は、比較的よく使われるので、今後は取り上げられることが多くなると思います。今後まとめて記事にする予定にしています。

 

 タイプⅢは使用頻度が弾く表現になっています。しかし、決して特殊な表現ではありません。

 

【TypeⅢ】

[If+present simple, S+would/could+infinitive] (3)

If you want to go back to that man's company, you'd better get it.

(もしもう一度あの男の会社に戻りたいのなら、それを手に入れる方が良い)

 

[If+S+would/could+infinitive, S+would+infinitive](3)

…they would find the money to pay if they could be guaranteed no further litigation.

(もし彼らがさらなる訴訟がないことが保証されれば、彼らはお金を支払う手段を見つけることになろう)

 

[If+S+be(present)+going+to infinitive, present simple](3)

If you're not going to use your army, I use it.

(もしあなたが自分の軍を使わないつもりなら、私が使う)

 

 表に在ったあとの用例は、それぞれ使用頻度は各1ですが、それぞれ意味があって使われています。言葉は文脈に応じて適する表現を選択するのです。バリエーションが多いということは表現が豊かだということです。

 

 以上のように条件文の多くの型を見ていくと、典型文以外の文は決して‘例外’ではないことが分かります。典型文を規則のようにとらえて、その他は正用ではないとするのは学習者にとってプラスにはなりません。文法書にある条件文の用例は豊富にある型の中の基本的なものであることを知っておけば、生きた用例にあたって戸惑うことにならないでしょう。

 

 実際に、受験英語では典型文を規則のように扱うことがよくあります。「仮定法」は学習者が最も苦手とする文法事項の1つですが、それは従来の説明に問題があると思います。

 下の選択問題はSNSで見かけた、いわゆるカリスマ講師のものです。

 

   

 

  この問題の正解をwould beとして解説しています。この問題の選択肢のうち不正解とするwould have beenについてChatGPTに聞いてみました。

 

【質 問】

(a) If I had followed your advice then, I would be rich now.

(b) If I had followed your advice then, I would have been rich now.

上記の英文(a)、(b)は、文法的に正しいですか?

 

【ChatGPTの回答】

はい、両方の文は文法的に正しいです。ただし、それぞれの文には微妙な違いがあります。

 

(a)   の文は、現在完了形を用いて「I would be rich now」と述べており、過去の行動に基づいて現在の結果を示しています。「もし私が当時あなたの助言に従っていたなら、今は裕福であるだろう。」という意味になります。

 

(b)   一方、(b)の文は、過去完了形を用いて「I would have been rich now」と述べており、過去の行動が過去の特定の時点までに達成されている可能性を示しています。つまり、それ以前のある特定の時点までに結果をもたらしていることを示しています。「もし私が当時あなたの助言に従っていたなら、今ごろ裕福であっただろう。」という意味になります。

 

 どちらの文も文法的に正しく、微妙なニュアンスの違いがありますが、その違いは文脈や強調する点によって選択されることがあります。

 

 ChatGPTは質問の都度、回答が変わることはよくあるので、回答が正しいかどうかを問題にしたいのではありません。ChatGPTを受験生の一人と考えてみましょう。

 ChatGPTは文法規則基盤ではなくデータ駆動型の学習によって言語テキストを算出すると言われています。つまりネイティブの身に着け方と同じように言語を習得しています。一般の受験生とくらべて極めて高い英語運用能力を持っていることは認められるでしょう。そのChatGPTが正解としない(できない)文法問題で、何をはかりたいのでしょうか?

 

 ChatGPTが文法的に正しいとするwould have beenとnowが共起する英文は、海外の文法書が正用として認めています。『PEU』には次のように記述しています。

 

「would have ...」という型を使用して、事態が進展した結果、現在や将来の状況がもはや可能でなくなったことについて述べることがある。(しんじ訳)

 It would have been nice to go to Australia this winter, but there’s no  way we can do it. (or It would be nice. . .)

 

 If my mother hadn't met my father at a party thirty years ago,

  I wouldn’t have been here now. (or... I wouldn’t be here now.)

                 Swan『Practical English Usage』2016

 

「この冬、オーストラリアに行けたら良かったのだが、それはもうできないね。」

「もし母が30年前のあるパーティーで父に出会っていなかったら、今ここにいな

 かったでしょう」後の用例はwould have beenとnowが共起しています。

 

 SNSにあった【問題】は、出題者の意図に反して‘正解’が2つあります。この【問題】について、出題者は「would have ppは過去のこと(非現実)を表し、問題文にはnowとあるから誤りと説明します。だから正解は現在のこと(非現実)をあらわすwould beである」と言っています。

 出題者は、和式文法が想定する仮定法の特別規則に基づいて解説をしています。それは、時間timeの数直線上に述語動詞の型tenseを割り振るという伝統文法に基づいた見方です。下に示します。

 

【3時制モデル】

(述べる時間time)           過去                現在        未来

(述語動詞の型tense)  would have been     would be  

     

 述語動詞の型tenseと時間timeが1対1で対応すると考える伝統文法の見方です。would have beenという述語VPの型tenseを「過去の非現実」と説明し過去時past timeと1対1で対応すると決めてかかっています。だからnowという現在時present timeとは対応しないと考えてしまうのです。would beという型tenseを仮定法過去と呼び、「現在の非現実」を示すから現在時timeに使うと考えています。

 will you~?とWoud you ~?は、ふつう、どちらもこれからこと(未来時)について述べます。wouldはwillの過去形と呼ばれますが、認識的用法としての違いは述べる事柄について「きっと起こる」のか「現実には起こりそうもない」のかの違いです。wouldはwillよりも現実と距離があることを示しているのです。「現在の非現実」はその用法の1つに過ぎません。wouldは直線上の特定の時点timeだけにつかう表現ではないのです。

 

 科学的英文法では、述語動詞の型tenseと時間timeは別の概念で、必ずしも一致するわけではないということを基本とします。実際に現代英語ではwould have beenは過去時、現在時、未来時のいずれのこと述べることができます。

 will/wouldというは時制tenseは遠近の違いを表し、伝統文法の時間timeという直線とは別の次元です。そこで、時間timeを横軸に、時制tens縦軸にとると、下のように表せます。

  

  この図では、will/would have beenはいずれも過去時、現在時、未来時のことを述べることを示しています。学校文法はwill have beenが未来時のことを述べる(1-3)を未来完了と呼びます。この型が過去時までに完了することのべる(1-1)、 現在時までに完了することをのべる(1-2)はほとんど触れません。

  同じく学校文法はwould have beenが過去時の非現実をのべる(2-1)だけを仮定法過去完了と称しています。この型が現在時までに完了している可能性を述べる(2-2)や未来時までに完了している可能性を述べる(2-3)は無いかのような扱いです。実際には、先ほど見たようにPEUでは(2-2)、(2-3)を正用と認めています。

 

  この【2時制モデル】ような見方をすれば現在時nowについて述べるときにwould have beenを使う(2-2)もあり得ることが分かります。

If I had followed your advice then, I would have been rich now.

それ以前のある特定の時点までに結果をもたらしていることを示しています。「もし私が当時あなたの助言に従っていたなら、今ごろ裕福であっただろう。」という意味とするChatGPTの回答は(2-2)にあたります。

 would have beenは過去時という特定の時間timeに縛られず、過去、現在、未来の時点までに結果について、現実から遠いと感じる話者の心的態度を示す表現です。will have beenとの違いは時間timeではなく、より遠いと感じる距離感の違いです。いわゆる「過去の非現実」は完了相が過去よりもさらに遠いことを示す場合にも使われていると解釈できます。

 その用法は以前の記事でも紹介したようにアニメなどにも出てきます。日常的に使われています。

   完了相や進行相は、現代英語が失った動詞の屈折に替わる機能語として発達したものです。豊富な屈折が無くなった分、機能語を組み回せることによって表現の豊かさを取り戻しているとみることができます。言葉は変化していくものなのでその変化を見ておくことは大切で、文法にも賞味期限があるのです。

 

 【問題】を出題した講師は、映画やドラマなどでもよく出てくること十分知っていて、「英語ネイティブがよく間違って使う」と言っていました。「英語のネイティブが間違えで日本の受験問題が正しい」という考えのようです。

 ただし、受験指導の講師を責めるというのは酷な気がします。受験は点数を取ることを第一なので、職業倫理として点数を取るための方便は肯定せざるを得ない面もあります。本試験の問題を出題するのは大学であって、指導をする講師や教員は入試の過去問をもとにするしかないからです。入試の作問者が不勉強ならどうしようもないのです。

 

 今は情報が簡単に入手できますから、その分、情報の質をよく見極めていくことが求められます。SNSに有用ではない情報ばかりではありません。実際に生きて使われる英語の情報を的確に発信する人もいます。

 

 残念ながら「学習素材も年季が入っている」という指摘は事実と認めざるを得ません。例えば、若年層では「状態動詞を進行形で使う」ことを容認しているというデータがあります。

 実際にもふつうに使われ、多くの英米の文法書では用例を載せています。学校文法では「状態動詞は進行形にしない」という前世紀の廃れ行く規範を守っています。

 

 条件法はテキストに載っている他に多くのバリエーションがあります。典型例は、数多くある型の1つにしかすぎません。英語ネイティブはwould have beenを現在時、未来時にも使い、そのことは文法書にも載っているのです。「仮定法」という枠組みの中に閉じこもり、受験英語だけにのこる“規則”にとらわれて、生きた表現を誤りととらえるのは外国語を学ぶという目的に合致するとは思えません。

 

 今の学校文法はポンコツと言われてもしかたない面があります。でもポンコツ車でも歩くよりは早く目的地に着くことができます。不具合があるのならその原因を探り、具体的な形にして1つ1つ改良していけば、いつか優良と評価されるようになります。モノづくりの世界では、それをイノベーションと呼び、良品を開発して来ました。 

 出発点は、現場で現物をみて現実をすることです。情報環境が整った今、生きた英語の実態を知ることはできます。英語を学んでいるのなら、進んだ情報は英語で取れるでしょう。英米では学習文法にもイノベーションが進行し始めているのです。