広島から信州に移住して10年、この度仕事の都合で山梨県南アルプス市に移住しました。

 

写真は、桃花橋公園展望台からの甲府盆地の朝日と霞む富士山です。

 

山梨に移住してももちろん山登りは続けますよ(*^^*)

北アルプスは少し遠くなりましたが、南アルプスの登山口はすぐそこ。

八ヶ岳の東山麓も近くなりました。

山梨百名山もあるようですし、モチベーションは高めです。

 

これからも当ブログをよろしくお願いします!

2022年8月21日(日)、22日(月)は八ヶ岳硫黄岳の麓、本沢温泉に1泊2日で行ってきました。

目的は日本で一番標高が高い野天風呂「雲上の湯」を楽しむためです。

日本で一番標高が高い温泉は立山の「みくりが池温泉」ですが、野天(露天)風呂だとこちらの本沢温泉が一番になります。

 

GPSログです。

麓の本沢温泉入口から本沢温泉を往復するルートです。

 

歩行距離:11km
累積標高差:±630m
コースタイム
 ・一日目:本沢温泉入口(6:50)→本沢温泉(8:45)
 ・二日目:本沢温泉(6:05)→本沢温泉入口(7:35)

 

本沢温泉入口に車を停めて登山スタート。

 

4WDならここから更に林道を走ってゲートまで行くことが出来ますが、今日は急がない行程なので歩いて行きます。

 

車がぎりぎり1台通れる林道をのんびり歩いていきます。

 

今にも雨が降りそうな天気だったので、上下レインウェアで登っていきます。

 

登山口から45分で林道ゲートに到着。ここから登山道になりますが、本沢温泉まで全行程よく整備された緩い登山道が続くので、初心者でも安心して登れると思います。

 

清々しい登山道。この辺から暑くなったので、レインウェアの上を脱ぎます。

 

あっという間に登って、本沢温泉まであと10分。

 

運良く雨に降られることなく、コースタイム2時間30分のところ、1時間55分で着いてしまいました(*^^*)

 

立派な建物の本沢温泉。山小屋というよりも温泉旅館のような佇まいです。

 

とりあえず宿にザックを預けて、タオルだけ持って野天風呂に向かいます。

 

野天風呂は宿から夏沢峠への道を10分ほど歩いたところにあります。

 

夏沢峠への道と分かれて渓谷沿いに降りていきます。

ここですでに硫黄の匂いがぷんぷん。正面には硫黄岳の爆裂火口が大迫力です。

 

そして、標高2,150m日本一の野天風呂「雲上の湯」に着きました! 絶景の中に湯船が一つだけ、脱衣場などはありません。なんとも野趣溢れる温泉です。

 

お湯加減も丁度いい温度。硫黄の香りが漂ってくる乳白色のいい温泉です。

硫黄岳の絶景を堪能しながらのんびりまったり湯船に浸かりました。

 

1日の疲れが取れます。(と言いながらこの時点でまだ朝9時半なのですが(笑)

40分ほど温泉を堪能して宿に戻りました。

 

チェックインまでまだ時間があるので、温泉後の生ビール! 体に染み渡りました。

 

チェックイン後案内された部屋がこちら。本沢温泉は基本的に個室なので、この通り部屋は広々。

 

今度は内湯の「苔桃の湯」へ。こちらは鉄分が含まれているのか、ほんのり赤い温泉でした。

 

内湯を楽しんだあとはまたビール(*^^*)

 

野天風呂の標高ランキングだそうです。あの「高天原温泉」よりもこちらの標高が高いようです、

第5位の那須の「三斗小屋温泉」も行ってみたい温泉の一つです。

 

チェックインしたのが10時半ぐらい、夕食が17時30分なので、その間ずっと内湯、ビールを繰り返していました(笑

 

外は土砂降りになってきましたが、内湯なので雨に濡れることもなく温泉を十分満喫することが出来ました。

 

夕食は山小屋らしい内容でした。ビールをたらふく飲んだのに、山小屋だと何故か食が進みます。

 

20時に消灯して、午前1時頃に目を覚ますと、雨が上がって見渡す限りの星空でした。写真だと上手く撮れないのが残念。

 

よく眠れて5時起床、5時30分から朝食です。こちらもよくあるメニューでした。

 

朝食の後はもちろん朝風呂に入ってから、下山の準備に入りました。

 

快晴の青空のもと下山します。

 

朝日が射す登山道。マイナスイオンたっぷり。

 

幻想的です。

 

あっという間に林道ゲート。

 

そして1時間30分で下山しました。

 

少々歩き足りないような気もしますが、今回は温泉をメインに据えていたので、野天風呂1回、内湯を4回楽しんだので大満足です。

本沢温泉ハマってしまいました。次は硫黄岳か天狗岳を絡めて登ると楽しそうです。

2022年8月6日(土)は菅平高原にある、根子岳と四阿山に登ってきました。

根子岳は花の百名山、四阿山は日本百名山に選ばれています。

 

2013年8月に一度登っていますが、この時期の花が特に美しいので再び足を運びました。

 

GPSログです。菅平牧場からスタートして、根子岳、四阿山と周回する時計回りのルートです。

 

歩行距離:10km
累積標高差:±1010m
コースタイム:菅平牧場(5:45)→根子岳(7:30)→四阿山(9:05)→菅平牧場(11:35)

 

菅平牧場の一番奥の駐車場に車を停めて(協力金200円)登山開始。

真っすぐ登ると根子岳です。帰りは右側の四阿山から戻ってきます。

 

菅平牧場の朝。牛が草をはむ姿が牧歌的です。

 

そして登山道には次々と花が現れます。

ツリガネニンジン。

 

ヤナギラン。

 

キバナノヤマオダマキ。

 

マツムシソウ。この花を見ると「ああ山はもう秋の気配だな」と思います。

 

ハクサンフウロ。

 

オニユリ。

 

菅平牧場を一望できる東屋まで登って来ましたが、残念ながらガスガス。展望は期待出来ませんが、花を愛でながら登りましょう。

 

東屋をすぎると登山道は白樺の森の中を登っていきます。清々しい景色です。

 

花はまだまだ咲いています。マルバダケブキ。

 

クガイソウ。

 

アキノキリンソウ。

 

森林限界を超えると山頂はもうすぐそこ。

 

歩き始めてから1時間45分で根子岳の山頂に到着。標高差700mをこのタイムならまずまずです。

 

さて、根子岳の山頂に着いてもガスガス。今日はここまでにして来た道を引き返そうかと思いましたが、何だか歩き足りないので四阿山まで足を伸ばします。

 

根子岳から四阿山は一旦200m下って、300m登り返します。

鞍部からの景色、四阿山方面はガスの中です。

 

振り返って根子岳の方は少しガスが取れて、美しい笹原が広がります。

 

四阿山への登り返しは、木の根が張り出した急登あり、ドロドロの沼地あり、笹が被った登山道ありと、なかなか登りごたえがありました。

 

四阿高原からの登山道と合流すると急登は終わり、あとはなだらかな道を山頂まですぐです。

 

山頂への最後の登り。

 

根子岳から1時間30分で四阿山の山頂に到着。この天気ですが山頂はかなり賑わっていました。

 

山頂からも展望は無いので、おにぎりを1個食べて下山します。

 

下山は中四阿、小四阿と四阿山の西尾根を下っていきます。

 

中四阿から一瞬ガスが晴れて、根子岳が望めました!今日の天気でこの景色が味わえれば十分です。

 

四阿山方面は・・・最後までガスが取れませんでした。

 

菅平高原の雄大な景色を楽しみながら下山しました。

 

最後は牧草地の縁を歩いて。

 

四阿山登山口に無事下山。

 

作業道を少し歩いて、朝の分岐ポイントまで無事戻りました。

 

下山して牧場といえばやっぱりソフトクリームですよね(*^^*) 濃厚で美味しかったです。

 

夏の高山植物の花々を満喫した根子岳、四阿山でした。

2022年7月24日(日)は北信五岳の1つ「飯縄山」に登ってきました。

飯縄山には2013年1月に一度登っていますが、この季節に登るのは初めてです。花が綺麗だという噂を聞いて登ってきました。

 

GPSログです。

戸隠スキー場(中社ゲレンデ)に車を停めて、登りは瑪瑙山経由で飯縄山へ、下りは西登山道を下っていく時計回りのルートです。

 

歩行距離:10.1km
累積標高差:±865m
コースタイム:駐車場(6:25)→瑪瑙山(8:05)→飯縄山(9:10)→駐車場(11:20)

 

戸隠スキー場の駐車場に車を停めて登山開始です。

 

まずは初級者ゲレンデの脇を登って行きます。ゲレンデの向こうに戸隠連峰が見えていますが、山頂はガスの中です。

 

水路の脇を歩くようになると道はなだらかに。

 

水路から離れると登山道はつづら折れになり標高を稼いで行きます。

 

登山道を登り切ると再びゲレンデに出ます。ここから瑪瑙山まで「メノウコース」の中を登っていきます。

 

ゲレンデはヤナギランのお花畑。

 

トンボがタイミングよくとまってくれました(*^^*)

 

メノウコースの中腹からは戸隠スキー場のゲレンデがよく見えます。

 

だいたい同じ場所の雪景色はこんな感じ。次のシーズンもまた滑りに来たいです。

 

リフトの終点が見えると瑪瑙山の山頂はすぐそこ。

 

登山開始から1時間40分で瑪瑙山の山頂に到着。晴れていればこの先に飯縄山が見えるはずですが、今日はガスの中です。

 

それでは飯縄山に向かいましょう。

 

瑪瑙山から飯縄山へは一旦100m下って、300m登り返します。

 

振り返ると瑪瑙山のガスが少しだけ晴れていました。綺麗な稜線ですね。

 

オオバギボウシが咲いていました。

 

300mの登り返しがキツイかと思いましたが、意外と調子良く登って飯縄山の山頂に到着。

 

残念ここでも展望はありませんでしたが、おにぎり2個を食べて下山します。

 

山頂からの展望はありませんでしたが、山頂から南・西登山道の分岐までのお花畑が見事でした!

 

まずはマルバダケブキ。

 

ウツボグサ。

 

ハクサンフウロ。

 

9合目にある飯縄神社の山頂奥社です。安全登山をお願いしました。

 

お花畑はまだ続きます。シモツケソウとハクサンフウロ。

 

キバナノヤマオダマキ。

 

コオニユリ。

 

南・西登山道の分岐、ほとんどの人は左の南登山道から登っていました。自分は右の西登山道へ。

 

西登山道は緩やかな尾根道を下っていきます。こちらにもお花が少し。

エゾカワラナデシコ。

 

ツリガネニンジン?色が違うような?

 

尾根道が樹林帯に入ると気持ちのいい木漏れ日が降り注いで来ました。

 

山頂から1時間45分で西登山口に下山。

 

登山口から林道を15分歩いて駐車場に戻りました。

 

そして駐車場の直ぐ側にある「戸隠神告げ温泉」で汗をさっぱり流したあと。

 

 

 

戸隠といえばやっぱり蕎麦ですよね(*^^*) 奮発して天ざるを頂きました、美味しかった!

 

最後に帰り際の姨捨PAから見た飯縄山です。

 

正直今回は展望は期待せずに登りました。

その代わりお目当てのお花畑を堪能することが出来て大満足の飯縄山でした。

やっぱり高山植物のお花畑は可憐で綺麗ですね!

2022年7月3日(日)は福島県にある雄国沼湿原に行ってきました。

雄国沼湿原は尾瀬を超える日本一のニッコウキスゲの群落と言われています。

ちょうど日程と天気がぴったり合ったので急遽遠征してきました。

 

GPSログです。

ラビスパ裏磐梯に車を停めて、シャトルバスで雄子沢登山口に移動。そこから雄国せせらぎ探勝路を登って雄国沼湿原へ。

湿原でニッコウキスゲを楽しんだあと、雄国山に登って雄国パノラマ探勝路をラビスパ裏磐梯へ下山するルートです。

 

歩行距離:13.3km
累積標高差:+615m、-700m
コースタイム:雄子沢登山口(7:40)→雄国沼湿原(9:00)→雄国山(10:35)→ラビスパ裏磐梯(12:25)

 

 

 

協力金1000円を払ってシャトルバスで雄子沢登山口へ。

 

ここから雄国沼まで3.3km、約1時間の道のりです。

 

ブナの緑に囲まれた緩い登山道を気持ちよく登っていきます。

 

ぱっと視界が開けると雄国沼休憩舎です。ここからは雄国沼湿原まで平坦な道を歩いていきます。

 

休憩舎から15分で雄国沼湿原に到着。湿原の木道は反時計回りの周回ルートとなっています。

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、湿原には見渡す限り一面のニッコウキスゲ!

 

 

 

 

凄いの一言です。これは尾瀬を上回るニッコウキスゲの群生というのにも納得です。

 

 

 

 

雄国沼の奥にはこの後登る雄国山が見えます。

 

ニッコキスゲとアヤメの共演。

 

 

あまりに圧倒的な風景で、木道を2周歩きました(*^^*)

 

 

見渡す限りがニッコウキスゲの圧巻の大群生でした。

 

 

雄国沼湿原で思う存分ニッコウキスゲを楽しんだあと。雄国山に向かいます。

中腹から見た雄国沼の全景。

 

沼の周りに黄色く見えているのが全部ニッコウキスゲです。

 

 

そこから少しの登りで雄国山山頂に到着。

 

ここからは喜多方市内の展望が開けています。

 

平野の奥にはまだ雪を抱えた飯豊連峰。ずっと憧れの山です。いつか飯豊本山から杁差岳まで縦走したいと思っています。

 

雄国山からラビスパ裏磐梯まではゆるゆるとした下りの登山道。この日も猛烈な暑さでしたが木陰の登山道で助かりました。

 

雄国山から約90分で無事ラビスパ裏磐梯に下山しました。

 

雄国沼湿原のニッコウキスゲはずっと前から気になっていたスポット。

一つの花でこれだけ広大な群生を見たのはおそらく初めてです。

今回、開花と天気と休みがぴったり合って、現地に立つことが出来て大満足でした。