2022年4月10日(日)は北信の小布施町にある雁田山に登ってきました。
いよいよ春山シーズン到来。去年11月の「三湖台・五湖台」以来約4ヶ月ぶりの登山です。
登山靴を買い替えたばかりなので、足慣らし&北信五岳の展望を楽しみに雁田山に向かいました。
北信五岳とは
北信五岳(ほくしんごがく)は、長野県北信地方の主に長野盆地から望める、飯縄山、戸隠山、黒姫山 妙高山、斑尾山の5つの山の総称である。 Wikipediaから引用
です。いずれの山も登っていますが、登った山をまた別の山から眺めるのもいいものです(*^^*)
GPSログです。麓の岩松院の駐車場に車を停めて、雁田山を時計回りに一周するルートです。
歩行距離:5.3km
累積標高差:±585m
コースタイム:岩松院(8:30)→展望園地(10:10)→雁田山(10:30)→岩松院(11:20)
登山道は岩松院を通り過ぎて、左脇を奥に進むとあります。
すぐに登山道入口です。あちこちに「熊注意」の張り紙があるのがちょっと怖いです^^; もちろん熊鈴完備です。
出だしから結構な急登です。4ヶ月ぶりの登山で心臓はバクバク。
しかし大城跡まで登ると、善光寺平(長野市がある平野)が一望です。疲れも一気に吹き飛びますね。
熊ベルの澄んだ音が山に響き渡ります。
里山ではあるものの意外とゴツゴツした岩尾根を登ります。
標高を上げるごとに展望が広がります。写真奥には北アルプスが屏風のように広がっていましたが、写真だと春霞で見えないですね。
岩尾根を登りきって、左手に向かうと「屠屋場山」の山頂ですが、展望がないので引き返して「雁田山」に向かいます。
稜線の途中、視界が開けた場所では、妙高山と斑尾山が望めました。里は春ですが山にはまだ雪がたっぷりです。
妙高山のアップです。その左肩には真っ白な焼山も望めました。
稜線を展望園地まで歩くと、そこは名前の通りの大展望!北信五岳の大パノラマです。
北信五岳を左側から、1つ目の飯縄山。
2つ目の戸隠連峰。地元では北信五岳を語る際にはそう言うらしいですが、これは高妻山です。
3つ目黒姫山。7月にバテバテになりながら登った記憶があります。
4つ目妙高山。一昨年のシーズンにはあちらのスキー場にもよく通いましたね。
5つ目斑尾山。この5つで北信五岳です。
北西にはうっすらと北ルプスの山並み。鹿島槍ヶ岳方面です。
展望園地から少し歩いて雁田山の山頂です。ここから尾根道を急降下。
明るい開けた尾根にはカタクリが咲いていました。
やはりこの姿は美しいですね。
雁田山から30分で下山しました。
あとは車道を歩いて岩松院に戻りました。
下山後に「おぶせ温泉あけびの湯」に入ったあと、岩松院を参拝しました。奥には朝登った尾根も見えます。
境内の湧き水のそばにはなんと水芭蕉が咲いていました。里ではこの時期に見れるものなんですね。知りませんでした。
大きなお堂。その中には葛飾北斎が描いた天井絵「八方睨み鳳凰図」があります。
写真NGなので鳳凰図は公式HPを参考にしてください。
本堂に描かれた大きさ畳21畳分の鳳凰図に圧倒されました。引き込まれるような迫力がありました。
本堂の脇には俳人小林一茶が読んだ「やせ蛙 負けるな一茶 是にあり」に登場する池があります。
なのでお寺の中には色々な蛙が居ました(*^^*)
初夏(と言うには暑すぎる)の信州の春の里山を楽しんだ一日になりました。