今回も ドントコイ 上田ですびっくりマーク


うちの会社は けっこうデカいから

トラブっている 他部所の大型プロジェクトの

PM支援に呼ばれたレイジは ここの全員と初対面だった

そんな中でも すごく疲れた顔をした

リーダさんが居たんで よんで話しを聞いてみた

(いまにも倒れそーだw)



プロジェクトの中を 4つのチームに分けて

各々にチームリーダーをおいて管理をしてもらっている
その 1つのチームの リーダさんだった

『今年の春に結婚したんですけど

特休を 1日も もらえていないし
 夏期休暇も まったく消化してないんです泣

とのこと

 

「うんじゃ 明日から休め 7連休(内特休5日間)でもして
 カミさん連れて 新婚旅行にでも 行って来い
 ただし 帰ってきたら ベストを尽くせよ!」

と言うと

「・・・(無言)


「ん!? 旅館の予約とか 今からじゃできないか?
 心配するな そっちのチームのリーダ作業は

調整しとくから
 あと 課長さんにも 話を入れておくよ」


「いいんですか? レイジさん まぢで言ってますか・・」 
「ああ」

「すいません 仕事以外の個人的なことまで」
「チームメンバの休みを考えてやんのも
 りっぱな仕事のひとつだよ
 どーみても 君の顔は 疲れすぎてんだよw」

「いままで そんなことをしてもらったことがなかったので
 ホントにすいません」
もう30才は超えていそうな

そのリーダさんの目が 少し涙ぐんでたけど
わざと 気がついていないふりで


「感謝はいいよ これも おれの仕事だからw
 だけど今日中に休暇の伝票だけは 出してから帰れよ
 うちは事前申請しか 認められないかんな!」

「ありがとうございます!」っていって
リーダさん 自席に戻って伝票を作り出した

自部所の身近な連中は わかってくれているんだけど

面識もない他部所などにくると レイジの言動を

最初は信じてもらえないことが多い
(単に即決断の合理主義なだけなんだけどね)

そのあとで そこの課長さんに電話をしたけども
今日は帰っていて 話が出来ていない 
・・・明日もスリル満点だw 



21時が過ぎて さて帰ろうかと 顔をあげたら
フロアの人がまばらな中で 隅っこの 席に 
いつもおそくまで頑張っている

パートナー会社の 女性が目に入った
(いつも男性の中に混ざって、夜遅くまで頑張っているので

大丈夫かなと気にはなっていた)


帰宅前にトイレに行って 戻るときに

あったかい 缶コーヒーを1つ買って
その女性の横に座った


「いつもごくろうさん」と 缶コーヒーを

机の上に置いた

 


急に横に座ったレイジに気が付いて

身体をそらすように 驚いている

(いやいや なにもしませんからw)


「これ どーぞ」


「え!?」
レイジは 会社の上下関係がきらいで

みんなプロジェクトの仲間だとおもっているけど
どーしても うちに協力をしてくれている

パートナーさんとかには 気を遣わしてしまう

「あ コーヒーは 飲まないので」

といって 横においてあった

マグボトルを引き寄せてみせた


できるだけ フレンドリーに話をしているつもりだけど 
なんか 警戒されている感じ・・

「いつも遅くまで がんばっているけど

身体は 大丈夫なの」

 

「はい」

笑顔でいうけど さすがに顔は疲れている

 

「レイジさんが来る前は 終わりが見えなかったけど

いまは 終わりが見える作業なので

前と比べれば 楽になりました」

 

「そっかw 直接話すのははじめてだよね」

 

「はい」

どうして わたしのところに みたいな顔をしている

 

「ちょっと 聞きたいことがあってね」

 

「はぁ」

(パートナー会社のリーダはわたしじゃないのにと)

頭の上に ??? が並んでいる

 


「あっ! それ かわいいね」

マグボトルについている 
みるからに手作りのストラップに気が付いて

指をさした

「あ これ息子の手作りなんです」 

嬉しそうに 笑顔で答えてくれたキラキラ

それから 少し話して

あとは黙って 聞いていたら

なんか嬉しそうに どんどん話をしてくれる音符

(疲れすぎて、言葉のブレーキが壊れてしまったのかも)


ストラップは その女性の1人息子の

年長さんが 同居している母親と一緒に

作ってくれたのだと・・

そして両親に子どもをみてもらって働いているとのこと
話を聞いていて ハッキリとはいわなかったけど

その女性は まだ20代だとおもうけど 
シングルマザーに思えた 


レイジは 情が移りやすいので メンバのリアルについては
あまり深入りをしないことにしている

けど 話をきいていて そこらの男どもよりも
よっぽど重いものを 1人で背負っていて

すごく 大変だなぁって感じた・・


話が途切れたタイミングで 聞いてみた

 

「現場で なにか困っていることはない?」


少し考えて

「フロアの空気が 乾燥していて」



「ほかにある?」と聞くと


壁の張り紙を指さして

自社から一緒に来ている中国人に

なんて書いてあるのか 意味を聞かれて答えたけど 
他にも 外国の人がいるので わからない人もいるのではと・・

壁をみると 今年はインフルエンザが流行っているので
「うがいと手洗いを徹底してください!」の張り紙があった


「ありがとう」といって 缶コーヒーをもって立ち上がったら

「すいません やっぱり そのコーヒーもらっていいですか」
というので 缶コーヒーを机に戻すと

 
「ありがとうございます」

と 軽く会釈をされた

「遅いから 帰り道は 気を付けて」



翌日 プロジェクトの事務局で

レイジの面倒くさいことをしてくれている

(いつも怖い顔をして睨んでくるw)女性に
業務用の(加湿器付)空気清浄機のリースと

壁の張り紙に 英語と 中国語を添えてほしいと頼んだ


これは偏見かもしれないけど 男性よりも 女性の方が 
はるかに いろいろと気づいてくれるので とっても助かる

  
これが なにげない 現場のひとコマだけど
ほんと仕事以外でも いろいろ課題が多すぎだぁ。。

な ゆた 毎日お客様から 怒鳴られながらも
まだレイジはやりたい放題やって ちっとは微笑んでいるだろw 

今回は 現場ではいえない ささやかなレイジの愚痴でした音符

 

レイジスター

 

[前へ]<--------- 【関連記事】 --------->[ 次へ]

 

仕事でのお悩み

 

 

 

 

 

同じネタで投稿する

 

他の投稿ネタを確認する

 

 

ブログランキング・にほんブログ村へにほんブログ村

にほんブログ村 小説ブログ エッセイ・随筆へ
にほんブログ村