同じことをするとしても、
意識の仕方によって
成果は変わるものです。
想像してください。
あなたは、
ダイエットをするために、
ウォーキングを始めました。
それまで全く
運動をしていない状況で、
急にウォーキングを始めたら、
当然のことながら
苦しく感じることでしょう。
この時に“つらい”と
思いながら歩いていると、
“ウォーキングは嫌なもの”という
意識が定着していきます。
このようにして
“ウォーキングは嫌なもの”と
意識しながら歩いていると、
身体の動きにどんな影響を
与えると思いますか?
Photo by Jayden Brand on Unsplash
さて、
もう一つのケースを
想像してください。
先程と同じく、
それまで全く
運動していない状態から
ウォーキングを始めました。
こちらの場合も、
最初は“つらい”と
感じることでしょう。
この時に
感じる“つらさ”は、
筋肉が動き、
血流が活発になり、
体脂肪が燃えているものと
捉えることもできます。
そう捉えた上で、
脂肪を燃やしたいと思う
身体の部分を意識しながら
ウォーキングしたら、
身体の動きに
どのような影響を
もたらすでしょう?
Photo by Sincerely Media on Unsplash
おそらく前者の場合は、
ただ歩いているだけで
効果的に身体の各部分を
動そうとはしないでしょう。
それだけでなく、
“ウォーキングは嫌なもの”
という意識が定着すれば、
歩く意欲を減退させてしまい、
継続は困難になります。
一方、
後者の場合は、
どうでしょう?
こちらは、
体脂肪が燃えている
イメージを持つことができ、
燃やしたい身体の部分を
積極的に動かすよう
試みるのではないでしょうか。
そうなれば、
両者の歩く距離は
同じであったとしても、
意識の違いによって
得られる成果は
大きく異なり、
ウォーキングを
継続する意欲の面でも、
何らかの影響を
生じさせることでしょう。
Photo by Arek Adeoye on Unsplash
こうした現象は、
ウォーキングだけでなく、
様々なことに当てはまると
考えられます。
例えば、
知識や技能の習得、
人間関係スキルの向上なども、
意識の向け方によって、
得られる成果は
変わってくるでしょう。
何かに取り組む際に、
どこに意識を向けるのかは、
小さなことかもしれません。
しかしそれは、
とても重要なことと
言えるのではないでしょうか。
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