自立して生きるために必要なことは?【メンタルヘルス】 | ウェルビーイングのおすそわけ

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心と身体と社会的な“しあわせ”に関する情報メディア
(旧タイトル「カウンセラーからのおすそわけ」)

人が社会で
生きていくためには、
必ず向き合うことになる
重要な課題があります。


それは、
「自立」です。


「自立」
端的に説明するならば、
「独り立ちすること」
言うことができます。


一般的に、
自立には3つの領域が
あると考えられています。


一つ目は、
身体的自立です。


身体的自立とは、
自分が必要とすることを
自らの行うことが
できることを意味します。


二つ目は、
精神的自立です。


精神的自立とは、
状況に応じて自ら考え、
意思決定を行なうことを
意味します。


三つ目は、
社会的自立です。


社会的自立とは、
自分の生活に関わる
経済的なことを自ら賄い、
何らかの形で社会活動に
参画することを意味します。


これら
3つの領域に関する自立は、
人が健やかに生きていくために
避けて通ることができない
人生の課題となります。



Photo by Melissa Askew on Unsplash


発達的に見ると、
幼少期と高齢期には、
親や周囲の支援が
必要になります。


また、
障害やケガによって、
ある部分の自立が
困難になることもあります。


社会環境の変化によって、
誰かの助けを必要とする時も
あるかもしれません。


したがって
人生に関わる全てを
独りだけの力で
行おうとするのは、
無理があります。


自立に関して、
東京大学先端科学技術研究センター准教授で
小児科医でもある熊谷晋一郎さんは、
次のように述べています。


「自立とはどんなものにも
 頼らず生きていることではなく、
 普段の生活で依存先を
 たくさんもっていることなのだ」


 



現実世界の中で
健やかに生きていくためには、
多くの支えが必要になります。



Photo by Melissa Askew on Unsplash


モノは、
支える足が増えれば
安定感が増しますが、
人生もこれと同じです。


ある時には、
身体的な支えが
必要になります。


精神的な支えが
必要な時もあります。


そして
社会的な支えが
必要になる時も
あるものです。


自立して
生きていくということは、
何でも一人でできるように
なるということではなく、


支え合うことの
大切さを意識しながら、


社会とのつながりを
持つことと言えるのでは
ないでしょうか。

 

 

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