経験から学ぶ人がしている“振り返りの問い”【プロセスラーニング】 | ウェルビーイングのおすそわけ

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(旧タイトル「カウンセラーからのおすそわけ」)

同じ経験しても、
そこで何を学ぶのかは、
人それぞれです。

 

 

ある人は単なる経験で終わり、

ある人はその経験の中から、
多くの気づきと学びを得ます。

 


この違いは、
どこにあるのでしょう?


Photo by Olya Kobruseva from Pexels



約20年ほど前、
私は所属する心理学会で
野外での研修プログラムを企画し、
担当していました。


1日のプログラムが終わり、
夕食後に参加者数人が残って
その日の出来事を思い思いに

振り返っていました。


ある参加者は、
1日のプログラムを思い出して、
「あそこが難しかった」とか
「あれは達成感があった」など、
その時々に感じたことや
気分などについて語っていました。


その中で別の参加者は、
皆んなとは少し違う視点で
振り返っていたのが
今でも印象に残っています。


彼は、
「あの場面で工夫したことは」とか、
「あの体験から学んだことは」と、
単に体験した出来事を振り返るだけでなく、

記憶を整理しつつ更にそこから
何かを学ぼうとしていました。


彼は現在起業して、
経営者として活躍しています。


Photo by Andrea Piacquadio from Pexels
 


彼の振り返りの問いは、
経験プロセスを整理し、

気づきと学びを促進するものと
考えることができます。


おそらく彼は、
研修の時だけでなく、
日常の様々な場面で
「工夫したことは何か?」
「学んだことは何か?」
自問自答する習慣が
身についていたのでしょう。


私たちは、

日々多くの体験を
しているはずですが、

その中からどれだけ気づきと
学びを得ているのでしょう。


 

ある体験をしても、
その場限りの感想で終わるのと
学びとなる振り返りをするのでは、
得られるものは大いに異なります。


経験から学ぶ人と
そうでない人の違いは、
才能の違いではありません。


それは、
ほんの小さな意識の違いと、

自らに語る問いの立て方に
あるのではないでしょうか

 

 

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