ストレス状態が続くと、
自分でも気づかないうちに
身体に力が入ります。
そうすると
筋肉がこわばって
呼吸が浅くなります。
呼吸が浅くなると、
心身の活動に必要な
酸素が足りなくなります。
そうすると、
身体の柔軟性だけでなく、
思考の柔軟性も少なくなり、
気持ちも頑なになりがちです。
このような状態を
解消するためには、
深呼吸が役立ちます。
これは、
とても単純な方法ですが、
とても効果的な方法と言えます。
試しにその場で、
深呼吸してみてください。
無理なく楽に
深呼吸できるでしょうか?
もしもスムーズに
深呼吸できないのであれば、
身体に慢性的なこわばりがあり、
それによって呼吸が浅くなり
十分に酸素を取り込めていない
ことも考えられます。
脳は、
たくさんの酸素を
必要としています。
もしも十分な酸素が
取り込めていないとしたら、
身体だけではなく、
メンタルヘルスにも
悪影響を及ぼします。
ぜひ深呼吸して
十分な酸素を
取り込みましょう。
もしも
深呼吸しにくいと感じた人は、
次の二つのことを
試してみてください。
一つ目は、
深い呼吸をする際は
“息を吐く”ことから
始めてみてください。
息を吐ききると
胸郭が縮まっていき、
より多くの酸素を
取り込みやすくなります。
その状態で
息を吸うのと
より多くの酸素を
吸い込むことができます。
もう一つは、
深呼吸をサポートする
動作をつけてみてください。
その動作とは、
息を吐き切ったら
ゆっくりと空気を吸い込みながら
身体の両側に垂れた腕を
前から上へと挙げていきます。
そして、
十分に息を吸い込んだら、
ゆっくりと息を吐きながら
上に挙げた両手を
左右に降ろしていく
というものです。
この動作によって
呼吸をする時に働く
肋骨間の筋肉が動かされ、
深呼吸しやすくなります。
photo by Draenmhar Dadivas
深呼吸は、
心呼吸でもあります。
身体と心を
より良く保つために、
1日に何度か意識して
深呼吸するよう
心がけたいものです。
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