人との関わりの中で、
他者の発言を
批判したくなることが
あるかもしれません。
そのような時に
安易にその内容を
批判するのは、
賢明ではありません。
なぜならば、
そこから新たに
何かを学ぶことが、
できなくなって
しまうからです。
相手の発言を
批判する時には、
自分が持っている
“正しさに関する概念”が
境界線をつくり出し、
自分をその枠内に閉じ込めます。
この枠の名は、
一般的に“信念”と
呼ばれているものです。
いったん
この“信念”という
枠の中に入ってしまうと、
“自分が正しい”と思う
事柄のみに関心払い、
それ以外の情報を
排除しがちになります。
その結果、
視野が狭くなり、
相手が伝える情報の中に
重要なものがあっても、
それに気づくことが
できなくなります。
そして、
自分の“信念体系”の
枠内の認識に留まり、
自己成長を妨げることになります。
これは、
とても残念なことです。
こうした状態から脱するために、
例えば相手を批判したくなったら、
次のように考えてみたらどうでしょう?
「自分と相手は何が違うのだろうか?」
「相手が重視していることは何で、
自分が重視していることは何だろうか?」
「自分はなぜ相手を
批判したくなったのだろうか?」
「自分と相手で共通する点はあるか?
それはどんなところだろうか?」
このような問いを
自分に投げかけることで、
自分の内側に生じた
“信念”という枠を
外すことができます。
“信念”という枠を
外すことができれば、
相手からの情報を受け入れ、
落ち着いた気持ちで
検討しやすくなります。
そのようにして、
感情的にならずに
情報を検討できれば、
新たな学びを得られるか、
あるいは同意はできなくても
その事柄に関する理解が進んで
有益な経験となるでしょう。
人との関わりの中で、
他者の発言を
批判したくなることが
あるかもしれません。
そのような時には、
安易に批判するのでなく、
自分の内に生じた
“信念”という枠を外して
耳を傾けるよう
意識したいものです。
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