“学びの結果”に
注目するのではなく、
“いかに学ぶのか”に注目すると、
少し違う動きが生まれます。
いかに学ぶのかに
注目するためには、
課題に向き合う前の
子ども状態を
しっかりと観察することが
肝要と言えます。
課題に興味を
持っているでしょうか?
課題に向き合うために
必要な情報を
得ているでしょうか?
課題に取り組むための
準備はできているでしょうか?
こうした視点で
子どもを観察していると、
どのような支援が
役に立つのかが
感じられるように
なっていきます。
また子どもが
課題に取り組んでいる
姿を観察することも
大事なことです。
子どもは、
課題を解決するために
どのような工夫を
しているのでしょう?
何が上手くいっていて、
何が上手くいって
いないのでしょう?
どのような支援を必要とし、
どのような支援は必要と
していないのでしょうか?
このような視点で
子どもの取り組みを
観察していると、
その子に合った
主体性を尊重した
学びの支援方法が
見い出しやすくなります。
そして学んだ後に、
経験したことを振り返り、
分かち合うことは、
特に重要なことと言えます。
取り組んでみて
良かったことや
うまくできたことは
どんなことなのでしょう?
どのように考え、
どのような工夫を
したのでしょう?
何が役に立って、
何は役に立たなかったと
感じたのでしょう?
もう一度トライするとしたら、
何を続けて何を変えようと
考えてるのでしょう?
このように
いかに学ぶのかに
注目するということは、
“学びのプロセスを問う”
ということでもあります。
"学びの結果”に
注目するのと、
"いかに学ぶのか”に
注目するのとでは、
全く異なる状況が
生まれます。
もしも
子どもに学ぶことの価値を
実感して欲しいと願うのであれば、
"学びの結果”に注目するよりも
"いかに学ぶのか”に注目するのが
賢明と言えるでしょう。
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