他者に対する寛容さ【メンタルヘルス】 | ウェルビーイングのおすそわけ

ウェルビーイングのおすそわけ

心と身体と社会的な“しあわせ”に関する情報メディア
(旧タイトル「カウンセラーからのおすそわけ」)

他者に対して
寛容であることは、
自分自身のメンタルヘルスを
より良く保つ効果があります。
 
 
他者に対して
寛容であることは、
他者に対する
要求水準を緩める
ということです。
 
 
他者に対する
要求水準を緩めると、
他者に対する期待と
現実とのギャップが
小さくなります。
 
 
他者に対する期待と
現実とのギャップが
小さくなると、
それに伴って生じる
葛藤も小さくなり、
心理的な負荷を
減らすことができます。



 
 
これとは逆に、
他者の言動を
厳しく評価していると、
不満足なところや
出来ていないところに
目が向くようになります。
 
 
不満足なところや
出来ていないところに
目が向くようになると、
自分でも気づかないうちに
少しずつ要求水準が
高くなっていきます。
 
 
要求水準が高くなると、
他者に対する期待と
現実とのギャップに
敏感になっていきます。
 
 
他者に対する期待と
現実とのギャップに
敏感になるにしたがって、
更に不満足なところや
出来ていないところが
目につくようになります。
 
 
そして、
益々他者に対して
厳格な基準を
当てはめるようになり、
心理的負荷を高め、
メンタルヘルスを脅かす
結果となっていきます。
 
 
残念なことに、
このような状態に
陥っている事実に、
なかなか自分で
気づくことは
出来ません。


ですから、
日頃から他者に対して
寛容であろうと
意識していることが
大事なのです。
 
 
他者に対して
寛容になるためには、
相手の言動が期待値に
達しなかった時や
相手が意図せずに
過ちを犯した場合に
文句を言ったり、
正しさを前面に
出さないことが重要です。
 
 
その代わりに
「こんなこともある」
受け入れるようにしたり、
「お互いさま」
考えるようにするのが
有益と言えるでしょう。



 
 
自分のメンタルヘルスを
より良く保つためには、
厳しすぎる基準を
他者に対して(自分に対しても)
求めないことです。
 
 
他者に対して
寛容であることは、
自分のメンタルヘルスの
ためでもあるということを
心に留めておきたいものです。

 

→関連する記事

「人間関係を豊かにする2つの秘訣」

 

 

□□■□□■■□□■□□■□□■■□


-セミナー・ワークショップのお知らせ-

〈慶応大学SDMウェルビーイングリサーチラボ主催「幸福学・夫婦編
しあわせなパートナシップについて考える講義シリーズ全6回
(4/22、5/6、6/24、7/15、8/19、9/29)


■Smart Being.LLCの講座
 
〈スマラボLearning Space/ウェビナー〉
「習得を促す学びのマインドセット」
2018年3月28日(水)21:00-22:30
zoomによる反転学習です。
申込受付中

ウィルビーイングベーシック講座1&2
心理的/身体的/社会的の三つの側面から
「ウィルビーイング(健やかな状態)」を学ぶプログラムです。
2018年4月6日(金)-7日(土)10:00〜17:00
申込受付中


「ストレスマネジメントとレジリエンス」
ストレスマネジメントの具体的方法と、
レジリエンスの高め方を学ぶプログラムです。
〈オンサイト〉
2018年5月12日(土)・19日(土) 両日10:00-17:00
〈ウェビナー〉
2018年5月15日(火)20:00〜21:00
申込受付中


ウィルビーイングベーシック講座1&2
心理的/身体的/社会的の三つの側面から
「ウィルビーイング(健やかな状態)」を学ぶプログラムです。
2018年5月25日(金)-26日(土)10:00〜17:00
申込受付中

□□■□□■■□□■□□■□□■■□
※震災の復興を心よりお祈りしています>
神栄カウンセリングセンター のHP