賢さという鎧をはずす【ラーニング】 | ウェルビーイングのおすそわけ

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心と身体と社会的な“しあわせ”に関する情報メディア
(旧タイトル「カウンセラーからのおすそわけ」)

私たちは、
誰もが自尊感情を
持っています。
 
 
ですから、
"知らない"ことを
人に悟られることに
恐れを感じたりします。
 
 
そして、
その恐れを
回避するために、
さも"知っている"かのように
振舞ってしまう
ことがあります。
 
 
これは、
あたかも
"鎧"を纏って
自分の身を守ろうと
しているようなものです。
 
 
このような
行動の背後には、
前述したように
自尊感情が
働いていると
考えられます。
 
 
自尊感情は、
とても大切なものですが、
"鎧"を身につけて
外からの情報に対して
心を閉ざしてしまうと、
自らを守るどころか、
かえって危うく
することがあるので
注意が必要です。

 
自分が
"知らない”ことに対して、
"知っている"かのように
振舞うことで、
体裁は保つことが
できるかもしれません。
 
 
しかし、
それは同時に
自分の中で
"知らない”事実と
向き合い続ける
ことにもなります。
 
 
本当は、
"知らない”ということを、
自覚すればするほど、
"鎧"の内側では、
自尊心が傷ついていきます。
 
 
そうすると、
傷ついた自尊心を
隠そうとして、
さらに賢さという
"鎧"で身を固めるため、
価値ある情報を
素直に受け取れなく
なっていきます。
 
 
そして、
他者に対して
振舞っている自分と、
心の内に秘めたる
恐れとの間で、
葛藤し苦しむという
悪循環に
陥ってしまいます。
 
 
こうした悪循環を
断ち切るためには、
自分は"知らない”
いうことを受け入れて、
賢さという"鎧"
はずすことです。
 
 
そうすれば、
他者の考えや、
新しい情報に
耳を傾けることが
しやすくなります。
 
 
そのようにしていると、
賢さという"鎧"
つける必要がなくなり、
自尊心も健全に
育まれることでしょう。
 
 
私たちは、
自分が"知らない”
ということを、
人に悟られることに
恐れを感じたりします。
 
 
そうした
恐れについても
真摯に受け入れる
ことができたなら、

より健やかに生き生きと
人生を送ることが
できるのでは
ないでしょうか。

 

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