後悔から脱け出す【セルフコントロール】 | ウェルビーイングのおすそわけ

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心と身体と社会的な“しあわせ”に関する情報メディア
(旧タイトル「カウンセラーからのおすそわけ」)

過去の出来事を
振り返って後悔することは、
誰もが経験するものです。
 
 
いったん後悔し始めると、
「あの場面で○○を選んでいれば…」
「あの時○○しておけば…」などのように、
思い出したくない残念な記憶が
度々思い出されるようになります。
 
 
その結果、
不快な気分に
悩まされることになり、
目の前のことが
手につかなくなったりします。
 
 
後悔のやっかいな点は、
打ち消そうと努力しても、
なかなか打ち消すことが
できないということです。
 
 
そればかりか、
打ち消そうとすればするほど、
後悔の念が頻繁に
想起されるようになり、
ますます苦しむという
悪循環に陥ることも
少なくありません。
 
 
こうした後悔の
悪循環から抜け出すには
どうしたらよいのでしょうか?
 
 
後悔は、
"求めているもの"
得られていない時に起こる
心の警告反応
捉えることが出来ます。
 
 
なぜこの警告反応
鳴り続けるのかと言えば、
"求めているもの"
現在のことではないからです。
 
 
過去の何かを求めても、
それを手に入ることは
できません。
 
 
そうすると、
求めれば求めるほど
警告反応
鳴り続けます。
 
 
その騒音を消そうと
努力しても鳴り止まないため、
フラストレーションが
どんどん高まっていきます。
 
 
そのフラストレーションを
少なくしようと努力するのですが、
その努力はいっこうに
報われることはありません。
 
 
大切なことは、
警告反応である
"後悔"にではなく、
"求めるもの"
焦点を当てることです。
 
 
現在、
「今得ていないものは何か」、
「本当に求めているものは何か」
などを明らかにしましょう。
 
 
そして、
それを得るための
何かを始めましょう。
 
 
その間も、
警告反応である
後悔の思いが
湧いてくるかもしれません。
 
 
そのような時に
無理に打ち消そうとせずに、
「まだ求めているものが
 得られていないのだな」
警告反応を受け入れた上で、
現在自分にとって必要と
思えることに専念しましょう。
 
 
やがて、
何かを得ることができ、
求めるものに近づくにつれて、
自然に警告反応である
後悔が消えていくでしょう。
 
 
後悔は、
人間が持つ
自然な心の働きです。
 
 
ですから
後悔と格闘するのでなく、
その意味を理解し、
自らの必要を
満たしていくことが、
後悔の上手な取り扱い方と
いえるのではないでしょうか。
 
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