日常生活の中で
行っていることを
大まかに整理してみると、
「安定」と
「拡張」といった、
二つの領域のものが
あることがわかります。
まずは、
「安定」領域の
行動について
考えてみましょう。
「安定」領域の行動とは、
ほぼ毎日決まったことを
決まった通りに行う
慣れ親しんだ
行動になります。
例えば、
ある人は、
朝起きると
すぐに顔を洗い、
洋服に着替えてから
食事をして出かけます。
いつもと
同じ電車を使って、
いつもと同じ道を通り、
職場の近くの
コンビニに寄って、
コーヒーを買ってから
会社に到着し、
自分の席に着きます。
席に着くと、
メールを確認し、
スケジュールを確認し、
その日すべきことに
取り組み始めます。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20160406/10/shin-ei-cc/2c/13/j/t02200210_0320030613612821171.jpg?caw=800)
そして、
自分に与えられた仕事を
いつもと同じような
方法でこなし、
いつもとほぼ同じ時間に
仕事を終えて
帰路につきます。
このように、
大きな変化がなく、
日々の生活の中で
繰り返されている行動が、
「安定」領域に
仕分けられる行動です。
「安定」領域の行動の
最大のメリットは、
「省エネ」にあります。
いつもと同じ
ことをすることで、
行動のエネルギーを
節約することができます。
いつもと同じ
手順を踏むことで、
思考の負荷を
減らすことができます。
いつもと同じ人たちと、
同じように関わることで、
コミュニケーションに
掛かる労力を
少なくすることができます。
このような
メリットがある反面、
変化が少ないために、
充実感や高揚感などの
ポジティブな感情が
得られにくいということや、
偶発的なチャンスが
起こりにくいなどの
デメリットが考えられます。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20160406/10/shin-ei-cc/81/f7/j/t02200144_0320021013612816860.jpg?caw=800)
つづく…
※東日本大震災の復興を
心よりお祈りしています。
神栄カウンセリングセンター のHP