愛情タンク【パートナーシップ】 | ウェルビーイングのおすそわけ

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心と身体と社会的な“しあわせ”に関する情報メディア
(旧タイトル「カウンセラーからのおすそわけ」)

パートナーシップを
保ち続けるためには、
「愛情タンク」の容量を
時々チェックすることが
重要です。


「愛情タンク」とは、
相手に対する注目や
気遣いなどを貯めておき、
関係を持続させるために
用いられる備蓄用タンクです。


一般的に
付き合い始めた時には、
お互いに全力で
「愛情タンク」
エネルギーを注ぐため、
「愛情タンク」は
すぐにいっぱいなります。





そうすると
「愛情タンク」から
溢れ出た互いの注目や
気遣いによって、
幸せの絶頂を
感じることができます。


それが続けば良いのですが、
全力で注ぎ続けるのは、
負荷も大きく
限界があります。


往往にして
時間の経過と共に、
「愛情タンク」に注がれる
エネルギーの分量は、
少しずつ減っていきます。







そして、
日々の生活に
追われるようになり、
お互いに
「愛情タンク」
エネルギーを注ぐのを
忘れてしまうように
なっていきます。





もう一つ
「愛情タンク」について、
注意したいことがあります。


それは、
「愛情タンク」は、
あまり頑丈ではない
ということです。


そのため、
不平不満を感じると、
底に小さな穴が
空いてしまいます。





ですから、
「愛情タンク」
エネルギーが注がれなくなると、
中身はどんどん減っていき、
いずれ枯渇してしまう
ということです。


どんなに
仲の良いカップルの
「愛情タンク」も、
関わりが長くなれば、
小さな穴が出来るのは
自然なことです。


しかし、
その小さな穴を受け入れ、
その穴は
「愛情タンク」の中身を
新鮮に保つために
重要な働きをしているのだと
捉えることができれば、
大した問題にはなりません。


そして、
無理なく少しずつ
「愛情タンク」
相手に対する注目や
気遣いを注ぎ続ければ、
良好な関係を持続することが
出来るでしょう。





「愛情タンク」は、
パートナーとの関係を
持続させるための
予備タンクです。


時々チェックして、
一定量を保ち続けられるよう
努力したいものです。

※東日本大震災の復興を
心よりお祈りしています。

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