自分なりのルール(後編)【外的コントロール】 | ウェルビーイングのおすそわけ

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(旧タイトル「カウンセラーからのおすそわけ」)

人間関係における
トラブルを防ぐためには、
まずは「自分のルール」
知ることが必要です。


しかしこれは、
なかなか難しいものです。


なぜならば、
「自分のルール」は、
慣れ親しんでいるため、
ほとんど意識化されて
いないからです。


「自分のルール」
気づくためのポイントが
あるとすれば、
それは相手に対する
「要求」
注目することです。


往々にして、
私たちが相手に何かを
「要求」する背後には、
「自分のルール」
存在しています。


「要求」とは、
「必要または当然なこととして
 相手に強く求めること」

意味する言葉です。


いつ、何を、
どのようにやって欲しいなど、
相手に何かを「要求」する時は、
「自分のルール」
相手を当てはめようと
している時です。


この時に
「自分のルール」
気づけるかどうかが、
重要な鍵となります。


このようにして
相手に対する「要求」
気づくことができたなら、
それを
「期待」「希望」
変換してみましょう。


そうすれば
相手との関係を
傷つけずにすみます。


「期待」とは、
「あることが実現するだろうと
 望みをかけて待ち受けること」



そして「希望」とは、
「あることの実現を
 のぞみ願うこと」
です。


「期待」「希望」は、
相手に圧力を
感じさせることなく
想いを伝えることができ、
相手の主体性を
尊重することができます。


そうすると、
相手との衝突を
起こすことなく、
理解や協力が
得られやすくなるのです。


良好で持続的な
関係を築くためには、
対等であることが
重要です。


そのためには、
「自分のルール」
押し付けることがないように
注意したいものです。


※東日本大震災の復興を
心よりお祈りしています。

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