競争と協同(後編)【仕組み化マネジメント】 | ウェルビーイングのおすそわけ

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(旧タイトル「カウンセラーからのおすそわけ」)

競争は、
「競って争う」
と書きます。


メンバー同士が
競って争えば、
チーム内には恐れが生まれ、
結束力が失われていきます。


しかし、
仮に「競う」要素があっても、
構造的には競争ではなく、
協同(恊働)の構造を
もったものであれば、
「競って高め合う」ことができ、
お互いに対して尊敬の念が
育まれるかもしれません。


一つ例を挙げてみましょう。


目標を
「お客様の満足度を高めること(リピート率)」
と掲げた場合について、
以下の協同の定義を
当てはめて考えてみます。


□協同とは、集団のメンバーが全員同時に
 到達することができるような目標が
 設定されている事態



メンバーを
いくつかチームに分けて
効果的な方法を
考えてもらいます。


それぞれのチームで
自分たちが考えた方法を
実践してもらい、
成果を精査します。


各チームの中で
最も効果的だった
チームの方法を
全体で採用します。


その方法に取り組み、
増益した中から
特別賞与を
メンバー全員に
還元します。


こうすることで
チームのメンバーが全員、
「お客様の満足度を高めること」
という目標に到達でき、
その働きに対する労いとして
利益を手にすることが出来ます。


協同(恊働)は、
メンバー1人ひとりの力を高め、
お互いの関わりを強化して、
組織力の向上が期待できます。


チームの力を
最大限に高めるために、
競争させるの仕組みではなく、
協同(恊働)する仕組みを
デザインしたいものです。

※東日本大震災の復興を
心よりお祈りしています。

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