説得型コミュニケーションと納得型コミュニケーション(後編)【コミュニケーション】 | ウェルビーイングのおすそわけ

ウェルビーイングのおすそわけ

心と身体と社会的な“しあわせ”に関する情報メディア
(旧タイトル「カウンセラーからのおすそわけ」)

説得型コミュニケーションの
スタイルをとる人は、
自分目線で物事を考え、
相手の理解を得ようとして、
熱くなりすぎるため、
相手の目線を
忘れてしまいます。


一方、
納得型コミュニケーションの
スタイルをとる人は、
常に相手の物事の見方や
考え方に配慮して、
相手の理解を得ようと
心掛けようとします。


もう少し具体的に
両者の違いを整理して
みたいと思います。


たとえば、
それぞれの特徴は、
次のようなものを
挙げることが
出来るでしょう。


〈説得型コミュニケーション〉


・相手の考えよりも
 自分の意見にウェイトが置かれる


・相手がどう感じるかよりも
 相手をどう説き伏せるのかに力が注がれる


・相手の理解が得られなかった場合、
 その後の人間関係にマイナスの影響が出やすい


〈納得型コミュニケーション〉


・相手の願いに関心を寄せる


・相手の感じていることや
 考えを受け入れて理解する


・事実情報などを伝え、
 相手との一致点を見いだして
 納まりどころを探すため、
 相手との関係が持続する


このように
説得型コミュニケーションと
納得型コミュニケーションでは、
対応がずいぶん異なります。


コミュニケーションにおいては、
双方向性での意味のやり取りが
重要になります。


そのためには、
相互協力が不可欠です。


ですから、
相互協力を生み出すよう、
相手を自分の意図に
従わせようとする
説得型コミュニケーションでなく、
相手の理解と
共感を得ようとする
納得型コミュニケーションを
心掛けたいものです。

※東日本大震災の復興を
心よりお祈りしています。

ペタしてね

神栄カウンセリングセンター のHP