自発性を支援する(前編)【仕組み化マネジメント】 | ウェルビーイングのおすそわけ

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(旧タイトル「カウンセラーからのおすそわけ」)

あなたのチームのメンバーは、
自発的に働けていますか?


もし、
チームのメンバーに
自発性を期待するのであれば、
メンバーをコントロール
しようとする仕組みは、
極力避けるのが賢明です。


メンバーを
コントロールしようと
すればするほど、
自発性は失われていくからです。


メンバーを
コントロールしようと
する仕組みは、
メンバーがすべきことや
考えるべきことを、
事細かに規定する
傾向にあります。


これらが強まると、
チームにやらされ感が
生まれていきます。


やがて、
そのやらされ感が
蔓延するようになると、
決められたことにしか
意識が向かなくなり、
仕事をより良くするための
改善や工夫が行われなく
なっていきます。


仕事に関する改善や
工夫がなされなくなると、
仕事に対する喜びが失われ、
与えられた仕事を
ただこなすだけの
機械的な働き方を
するようになります。


このような
機械的な働き方をしていると、
しだいに仕事の質が
低下してきます。


仕事の質が低下すると、
ミスやクレームなどを
誘発します。


そうなると組織は
そうしたミスや
クレームに対処するため、
メンバーに対する
コントロールを
強めていきます。


こうなると、
メンバーの自発性は、
ますます失われていくという
悪循環に陥ります。

…つづく

※東日本大震災の復興を
心よりお祈りしています。

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