新しい時代のマネジメント【仕組み化マネジメント】 | ウェルビーイングのおすそわけ

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(旧タイトル「カウンセラーからのおすそわけ」)

これまでマネジメントは、
「人を介して仕事をする技術」
と言われてきました。


これは、
これまでのマネジメントの
あり方をよく表しています。


産業革命以降、
生産性と効率性を高めるために
「人を介して仕事をする技術」
としてのマネジメントは、
実に様々な方法が
考えられてきました。


モノが不足している時代は、
人々は豊かになるであろう
未来の姿を想像し、
希望を持って働くことが
出来ていました。


しかし、
時代が変わり、
世の中にモノが行き渡り、
人々の意識が人生の質に
向けられるようになると、
これまでの工業化された
仕事のやり方に対して
多くの疑問が
論じられるように
なりました。


「過重労働」

「うつ病」

「離職率」

「労働災害」

「突然死」



こうしたキーワードは、
工業化された働き方への
問題が顕在化したものと
言えるでしょう。


時代は、
工業的な働き方から
生物的な働き方を
求めているように
感じられます。


もしそうであるならば、
新しい時代のマネジメントは、
「人を介して仕事をする技術」だけでなく、
「仕事を介して、人の成長を促す技術」を身に付けて、
人としてバランスのとれた働き方が
できる仕組みを構築していく
必要があるではないでしょうか。


人を動機づけようとするのでなく、
やりがいのある仕事を創造する。


人をコントロールするのでなく、
より良い仕事をコントロールする。


人を従わせようとするのでなく、
理解と恊働を生み出す。


そのような仕組みが出来たなら、
どんなに素晴らしいことでしょう。


より良い仕事の仕組みは、
人の成長させます。


そのような仕組みをデザインし、
マネジメントすることが、
新しい時代の
マネジメントに求められる
必須の課題なのでは
ないでしょうか。


※東日本大震災の復興を
心よりお祈りしています。

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