クライエントの支援を行う際に、
単なる問題解決を考えるのではなく、
本質的な課題に対して、
現実的な行動が取れるように
尽力していきます。
普段私が、
カウンセリングを行う際に
重視しているポイントは
次の二つです。
一つは、
基本的欲求は
適切に満たせているのか
ということであり、
もう一つは、
身近な大切な人との関係は
良好な状態にあるのか
ということです。
1.基本的欲求は満たせているか
基本的欲求が
満たせていない状態が続くと、
心のバランスは崩れていきます。
問題がどんなものであれ、
基本的欲求は満たすことは、
必須の課題となります。
2.身近な大切な人との関係は良好な状態にあるか
身近な大切な人との関係は、
人生の質に大きく関係してきます。
Dr.グラッサーは、
「孤独は人を不幸にする」
と言いました。
基本的欲求 の中でも
愛・所属の欲求は、
自分一人では満たすことが
出来ないという特徴があります。
周囲の人たちの
理解と協力が
得られれば得られるほど、
愛・所属の欲求が
満たせるようになり、
他の欲求も満たしやすく
なっていくのです。
悩みや苦情や
症状があると、
つい問題解決に
目がいきがちです。
問題解決の方法を
検討することは、
重要なことです。
ただその時に、
本質的な課題を
見逃すことがないように、
より深く検討するよう
意識したいものです。
※東日本大震災の復興を
心よりお祈りしています。
神栄カウンセリングセンター のHP