共依存(後編)【外的コントロール】 | ウェルビーイングのおすそわけ

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(旧タイトル「カウンセラーからのおすそわけ」)

共依存とは、
一方の人は相手に過剰に依存し、
もう一方の人は必要以上に保護的になり、
共にその人間関係に囚われている
状態を指します。


共依存の状態になると
依存的になっている方は、
相手への要求が
エスカレートしていきます。


そうした関わり中で、
相手は自分が求めているほどに
与えてくれないことに
不満を募らせ恨みを
抱くようになります。


過保護的になっている方は、
相手に必要なものは何か、
何をすべきかを
必死になって考え、
与えようと努めます。


しかし、
決して満足することのない
相手の様子に苛立ちを覚え、
無力感を感じつつも
更に相手の肩代わりをすることに
のめり込んでいきます。


相互依存は、
悪いものでは
ありません。


互いに助け育み、
支援し合う
健康的な依存は
必要なものです。


健康的な依存は、
相手を支配し、
コントロールすることは
ありません。


しかし、
不健康な共依存には、
相手を支配しようとする
外的コントロールがあります。


こうした点に、
注意を払いたいものです。


共依存の関係は、
依存する方もされる方も
とてもつらいものです。


健康的な人間関係を保つために、
他者からの支援を感謝しつつ、
自分の欲求を責任を持って
自分で満たしましょう。


他人の欲求充足を
肩代わりすることがないように注意しつつ、
支援することを心がけましょう。


そうすれば、
共依存になるのを
防ぐことができるでしょう。


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