褒めることの注意点(後編)【外的コントロール】 | ウェルビーイングのおすそわけ

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心理学者エドワード・デシは、
意図的に褒めることの害として
次の点を指摘しています。

・意図的に褒められることによって
 褒められる前に持っていた
 興味関心が低下する

・褒めることに心が奪われて
 自発性が失われていく

また、選択理論の提唱者で
精神科医のウイリアム・グラッサーは、
相手を褒美でコントロールしようとすると
信頼関係を損ね、
関係が悪化すると述べています。

考えてみて下さい。

褒められることが
当たり前になった行為に対して
褒められなくなったら
前と同じ気分で取り組めるでしょうか?

自分が人から褒められた時、
その評価で正当でないと感じたら、
褒めた相手を本当に信頼出来るでしょうか?

基本的に褒めるということは、
相手の良い面を見るという意味で
尊いことです。

しかし、
相手をコントロールする意図が加わり、
※外的コントロールとなった時に
問題が生じます。

このことを心に留めるなら、
互いを受け入れ、互いを認め合う
素晴らしい関係が築けるでしょう。

ペタしてね
選択理論心理学の用語集 をご参考下さい。

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