馬鹿場の来た漏 | 日々点描

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笑え、俺

 俺は都民ではないので、外野の野次馬は言いたいこと言うのである。

 

 話題のクズ百花繚乱選挙掲示板騒動。

 いいじゃないかと思うのだ。

 

 例えば、機械の故障や身体の健康は、治療よりもむしろ原因の早期発見が重要である。

 クズやゴミは、目立つところにあるからこそ掃除しようという気になるし、仕事の上でも不良在庫は邪魔なところに出しておけと心得ている。常に“なんとかせねば”と考えるからだ。

 臭いものに蓋をすれば、臭いものはいつまでも残り、更に腐臭が増していることに気がつけない。

 街中で日本刀振り回す奴からは逃げられるけれど、懐に爆弾隠した奴は、隣に座っていてもわからないのだ。

 

 奴らは、どんだけ正義感ぶってエラそな講釈並べていようと、今回の掲示板騒動で嘘誤魔化しなく「私どもは根っから筋金入りの馬鹿です」と表明したことに他ならない。

 すげぇ判りやすくなったではないか。

 更には、馬鹿の暴走がまかり通ったおかげで、グズグズの選挙管理法がむき出しになったとも言える。

 

 つまり、“猫被ったクズが、自ら化けの皮を脱ぎ捨てて、腐ったゴミ溜めで大騒ぎした”という構図が成立する。

 庶民にとっては、不愉快という精神的苦痛はあれども、いわゆる実害はほとんどなく、むしろ、社会に隠れていたいろんな屑やゴミや膿を明らかにしたという見地からは、歓迎すべき出来事と考えてもいい。

 

 だから、今更非難や抗議などする必要はなく、ましてや苦言などまるで無意味であり、ただ「あんたらは、関係ねぇよ」と、無視して掃き捨てればいいだけである