梅が奇超える

　大量の梅を前に、思いつくのは梅のことばかり。

　梅酒と梅ジュースと梅干しと、あと何やら造ることにした。

　すると、でかいガラス瓶が必要だてことで、結構な金払って買ってきた。同時に、それらを造るための各種素材にも随分散在することになった。

　どれもこれも、初めての体験である。

　しかも、完成品として結果が出るまでになかなかの期間がかかるんだそうだ。

　もしも失敗したら、明らかな大損害である。そもそもがくれた奴のせいなので、八つ当たりして口汚く罵ってやるつもりだ。

　いつまでも忘れはしない。

　俺はしつこい。