製作をおすすめしていません。
マイクロホンによってはスイッチングノイズが出ます
電池のみのこちらを製作してください、あらゆる場面で実績あり。
http://ameblo.jp/shin-aiai/entry-10542205867.html
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「電池式ファンタム小箱」は2009年の発表以来、2010年改良を経て多くの皆様のご参考になってきたようです。
なによりもマイクロホン直近から良質のファンタム電源を送ることによる安定感・結果の良さを経験してしまうと「卓供給には戻れない」と言う方すら生み出しています。
今回の「電池式ファンタム小箱 Ⅲ」は先週の実験を更に発展させて設計・製作致しました。
「電池式ファンタム小箱 Ⅲ」
(新・旧ファンタム小箱の比較)
どちらも同一ケース(タカチSW-100)使用、旧型の9V電池×3に対し、今回は単4×3として旧型同様にドンピシャ収納となった。
先週の実験では22V出力で報告しましたが、読者の方から貴重な情報をいただき、同一シリーズである36V 出力のDC-DCコンバータを採用しました。 (Fさんありがとうございます)
(LM2733 昇圧型DC-DCコンバータモジュール)
https://strawberry-linux.com/catalog/items?code=12061
スイッチング周波数は600kHZの3W型です。
【製作】
1.
DC-DCコンバータは放熱のこともやはり考えねば、しかしDC-DCコンバータ裏パターンがショートしてしまう、何かないか、と私のジャンク箱からかつて汎用のパワーTR:2SC1061などに使ったマイカ「雲母」シートを発見。
端が欠けているがこれを使い、ケース内に銅箔テープを貼り放熱部の完成。
2.
旧型では9V電池とXLRコネクタでスキマのないほどだったが単4×3だとコネクタ配置を縦横変えざるを得ないので、せっかくなら電池をセットしたときドンピシャでフタが閉まるように設計しました。
3.
内部のようす
真横から見てみましょう(下写真)
「ツライチ」うまくいきました、裏蓋には何も貼っていませんが振って「カタッ」とも云いません。
4.
スイッチノブへの白スミ入れ
修正液(ハケタイプ、押し出しチューブタイプ、ボールペンタイプなど)を使って
ミゾに白い色付けをおこなう。
ハミ出し部分は乾燥後カッターの刃先などで丁寧にコソギ落とす。
【他のこだわり】
①直流カットコンデンサは音質に定評あるPhilips社の BC型ケミコンを採用。
②電源スイッチは凸起部を極端に減らして誤ってONになることのないよう、パネル面から0.5㎜高という人為的な操作以外ではスイッチの動きにくい構造にしました。
左右のXLRコネクタ(31C)の突起にも邪魔されるので、こうすることによって「指を横にスベらす」以外では電源の「ON/OFF」はほぼできません。
以上
(お知らせ)
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