1419 :ハーフサイズ・マイクロホンに新型「u-16fet」登場 | ShinさんのPA工作室 (Shin's PA workshop)

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あの 短小クンシリーズにまた兄弟が登場しました、「でも名前がナー」という事で・・・・・

 

こんどのは長さ64㎜、呼び名もShinさんの無い知恵絞った「ハーフ・サイズ」(仮称)

この短いマイクロホンのシリーズ名称を皆様から募集します。

 

Shinさん久々のニュー・デザインマイクロホン


u-16fet

(ワイドレンジ・単一指向性、長さ6.4cm、XLR/ファンタム動作)

 

延長距離:50m以内推奨100m迄

ホルダ径:21φ

 


(ケーブル接続全景

このマイクの特徴は、何と言っても「万能マイク」だということでしょう。

クラシック録音のワンポイント集音からトーク用までをこなし、ギターなどのクリップオン的超オンはもちろん、PA用途では最大30dBの美しい180度比をほぼ全帯域で得ていますのでフットモニターの設置位置に自由度が生まれます。

 

ハウリングへの強さと安心感は守備範囲を広げてくれます。

今回のECMカプセルは何と「カプセル」ではなく「ユニット」構造となっています。「EM-16UE」は口径16㎜、組み込み用ECMユニットです。


このユニットには1本1本データが付いています。

特に「180度感度」の広域にわたる減衰比を見てほしい、一般にみられる「V字特性」はここではほぼ見られません、前後レベル比において単一指向性マイクの理想形といえるでしょう。

 

 

EM-16UEおよびこれに使用されているカプセル

が今回採用の「EM-16UE」ユニット、はUEM-16、(ユニットの中身です)

 

リード線色は大変間違いやすい

①赤: ソース・・・(Sig out)

②緑: ドレイン・・・(ECM電源+)

③黒: GND・・・(FGと共通化させる)

 

(赤・緑の逆接でも動作しますが低域が「スコン」となくなります)

! 口径の差により、「EM14-UE」、「EM10-UE」もあります。

 

なお、決してメーカー名を明かさない約束で入手していますので皆様ご自身で調べてください。

「EM-16UE」は17mm扱い。


 

細線の巻きつけは十分に役を果たします、半田は付きませんので、この部分をエポキシで固定する場合、最悪「導通不良」とならないようご注意ください。


 

金属部のGND処理模様

ケースは電気的に浮いていますのでEMC上フロントメッシュと同時にGND処理が必要です。


 

【製作】

1.筐体の構造

今回の筐体は外径18φ~24.5φに変換する為の「異型ソケット」という銅管材料をロウ付してデザインしました。

ロウ付作業

 

2.黒塗装

今回はたった1日で「ブラッセン」による焼付けプライマー処理から「アトム耐熱塗料」による2度塗りの焼付け塗装までいずれも屋外で「濡れ」がなくなる程度まで短時間の自然乾燥を行いました。

 

そのあと電子レンジ・オーブンにより数分間の乾燥固化を試み、問題がない為、二度塗り後「焼付け」まで完了させました、塗装の食いつきは市販品となんら変わらない強固なレベルで仕上がりました。


塗装中の様子

 


 

3.本機の分解構造

この構造によりユニットとインシュレータ、フロントスクリーンとを一体化することができ、マウント作業の単純化と防振を兼ねたフロントとなった点です。

 

 

【回路図】

*0.22μFのコンデンサは0.022μFにすると、より「吹かれ」や「タッチ・ノイズ」がさらに軽減されます。

 

またバイポーラTR使用の「LZ仕様」も下記URLの定数のまま製作できます。(出力インピーダンスは約58Ωですのでケーブル長が100m以上になる場合はそちらをお勧めします。)

http://ameblo.jp/shin-aiai/entry-11451720514.html


 

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