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2024年1月追記
【中華品質って?】
日常生活で、もはや100均(100円ショップ)なしには考えられないほど都市部を中心に日本人の消費生活の一部を一変させました。
しかしこれに慣れてしまうと手塩にかけたニッポンのモノ作りがバカバカしくなる反面、ホンモノの持つ素晴らしさを再認識させられる、そんな対比を味わうことができるワンダー・ランドでもある。
ここには、特に拘りがない限り「これでいいや」の商品があふれています。
電気コーナーの商品は専門店との価格差が数分の1はあたりまえ、その昔1本150円だったアルカリ単三乾電池もいまや4本100円が普通、中には6本100円・・・いや、8本100円のパックまで出現した(アルカリですぞ、下に写真あり)
驚くのはダイソーのNo.113「アルカリ瞬発力」、これに至っては国内電池メーカーのあらゆる品種を超え、価格4倍のパナソニック製「金パナ」など軽く超え、ブッチギリの性能をタタキ出しているデータもある。
乾電池は消耗パターンによって寿命に関わる特徴が変わるものの、「やっぱり電気屋さんの国内有名メーカーのモノが安心だ」という一般常識はもはや完全に神話となり、100均=粗悪 という図式も、もはやここではまったく成り立たない。
おもしろいのは、ボタン電池である。
たとえばLR44 は2個100円で売られている、しかしそれを3個付属されたLEDライトも100円だ、 「Shinさんまよっちゃう~ 」
写真下は8本100円のアルカリ単三
ところが、 キタ・キタ・キタ~
Shinさん、急に必要になり、近くのダイソー店舗でこんなモノを求めた。
でも「有って良かった!」と安心するのは早かった。
どこでどうやって使うケーブルなのか・・・
「僕は何のために生まれてきたの?おしえて・・・・」
めちゃハムっぽい・・・・このケーブルがNGだとわかったので被覆を剥いてみた。
なるほど仕掛けはこういう事だったのか、(写真)
見事なほどシールドの「シの字」もない「なんちゃってシールド」とはさすがにあきれるしかない、芯線とシールド線に見えるようにメッキ線が束ねて入っているだけだ。
マジですか・・・・・ 「マジなのだ」
コワイ物ズキな人はいますぐ へ走れ
中華品質のどん底部分見たり! である。
なぜこんなモノを製造するのか・・・それがまったく理解できないが、ひょっとして・・・
「ホンモノそっくりな水の出るピストル」みたいなシャレだろうか・・・・・
昔の人の云うことは的を得ている、「安物買いの銭失い」とはこの事だが、今は銭を失うほど払う必要がない。
105円払って「 」と叫んでみるのも風流な遊びだ、イイ時代?になったものだ。
☆最後に
これだけは付け加えておきたい私の感想だが、「値段の安さ」「品揃えの豊富さ」に引き込まれ、いまひとつ納得していない商品も結構買って帰っている。
買い物をするたびに決して100円では買えない何か大切なものを失っていく想い・罪悪感のようなものが「フッ」と心をよぎる、これは一体なんだろう、私だけだろうか。
モノ作り日本もっと元気出せ
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