0920: BOSE-101用ワンタッチ着脱式PA-AMP (partⅡ) | ShinさんのPA工作室 (Shin's PA workshop)

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この記事は公開から14年以上経過している事をご理解下さい。 2024年1月追記

 

世界で一番変なSP=「BOSE-101」に惚れた男のやる事は・・・やっぱり変だ

※搭載デジタルパワーAMPは国産A社の超々高級品を越えた・・・という評価もあり

 


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  BOSE の純正品に見えてきませんか?・・・ムリか (-_-;)

 

★ 最近、このブログの読者の方で非常にお若い方が目立ってきており、うれしいかぎりです。

中学校で音響を頑張っておられるYさん、そして愛媛の高校生であるKさん、ありがとうございます。

どちらも放送部で活躍されている将来楽しみな方です。

 

◎今回は第二弾として前回の懸案事項であったSPとAMP部の固定方法を改善しました。

 

◎前回の記事 http://ameblo.jp/shin-aiai/entry-10344573298.html   で接続部のフォンプラグを中心にして回転してしまう為、平たいところに置かなければならないのが難点だ、と書きました。

 重量:(SP・・・2Kg   AMP・・・600g)

 

またこの良い固定法について皆様からよいアイデアをご協力くださるようお願いしておりましたが、つい先日、読者でおられる愛媛の高校3年生Kさんから2種類のアイデアを寄せていただきました。

今回、そのアイデアをもとに「ワンタッチ着脱部」のバージョンUPが出来、無事に上の写真のようになりました。

 

◎今までは水平の台がないと背面のAMPが回転してしまい、スタンドに乗せるにはガムテ・マジックテープに頼っていましたが、やっとこれで本来の形に収まったところです。


 

【今回の改善対策】


下の写真は「回転対策」実施前・後の様子です
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          (実施前)                    (実施後)

 

アルミアングル(下図面)を先バラケーブル接続部の凹みに食い込ませて回転を防止しました。

 

(SP側のフォンジャック部のこれまでの回転キズが残っています)

板金はもう少し厚めのしっかりしたものがいいのですが・・・(一応これで大丈夫)

 

◎この一体化構造で「フォンプラグ」が抜けないか、というご心配も頂いておりますが非常にしっかりしています。

私の101、古いのは1983年の発表と同時に飛びついたモノ、26年間まったく元気です。

(実施前・後の写真にあるキズだらけのSP)

 

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  これが今回の板金図面です

 

 

◎バラしたついでにコンビネーションコネクタの不平衡入力部」が遊んだままになってたので、内部接続を少しいじってMIC-1入力を平衡/不平衡両用にしました。

 

これで3年越しの完成を見たわけですが、この種のアイデアは若ければ若いほど柔軟な発想でうらやましい限りです。

 

 

 

【D級デジタルパワーAMPについて】

 

D級AMPって「TVに出た評判の餃子屋」みたいなC級グルメかそれ以下なの?

「D級AMP」と言うと「ひどい安物AMP」というのが一般イメージとなってしまうそうです。

 

現在デジタルAMPを販売している各社もそれを嫌って、勝手きままな表現でごまかしていますが、アクティブ素子の動作点のことですから堂々と「D級」デジタルアンプでいいんですが・・・

 

少々難ありの「B級品」や、行列の出来るやきとり屋の「C級グルメ」と同列にされてはたまらない。

 

◎呼び名のこわさ

「A級」・・・TRの動作特性上直線部分を使う為音の良さで知られている

「B級」・・・能率は高いが非直線部でひずみが出る為純粋なB級動作はあまり見られない

「AB級」・・・A級の特性よさとB級の能率の高さを併せ持ち、オーディオアンプに用いられる。

「C級」・・・B級よりも能率が高いがひずみが多く無線送信機以外では用いられる事はない 

じゃ「D級」はどうなの?・・・・・みたいなことになっているの?

 

いやいや、もっと単純!

A級だけが良くて、あとはB、C、Dとみんなゴミ・・・という誤解です。

 

【これに使われたデジタルパワーAMP】

私の使用したのはカマデン(ラステーム)のRSDA-202(9,800円)のものですが、それ以外でも同じIC(トライパスのTA-2020)を使ったものが今ではオークションなどで3,000円台で手に入ります、中身だけ使っても安いものです。

そして30W、40W機へとどんどん進化していますので新鮮な情報を手に入れてください。

 

ちなみに内蔵のD級デジタルパワーAMP(カマデンのRSDA-202)についてはピュアオーディオ分野で極端な賛否両論あり、2ちゃんねる的な論争が絶えないAMPとして有名です。 http://www.hozen.org/bbs/15/4319/  

http://www.medianetjapan.com/2/20/music_audio/blind/amp_blind_test.html   など

 

「TA-2020」 「トライパス」「カマデン」「ラステーム」「RSDA-202」 「デジタルアンプ」でググッてみると、超高級とされるピュアオーディオのSPをきちんと鳴らしきるAMPという位置付けまで見え、決してあなどれない。

 

◎◎ここでAMPのブラインドテストの結果があり、おもしろい事になっている(国産A社300万円のアンプ越えの音質?という事に・・・)

http://www.medianetjapan.com/2/20/music_audio/blind/amp_blind_test.html

 

オーディオアンプとしてはかなりハイグレードな素性を持つ1万円以下のアンプ。ちょうどパナ改マイクのコストパフォーマンスに良く似ているのではないでしょうか。

 

◎しかしみんなShinさんみたいな変な使い方はしていませんね

 

 

【図面書きについて】

私の図面(回路図・機構図面)ですが、これはパワーポイント(Microsoft PowerPoint)で描いています。

パーツシンボルは「部品化」してストック、使いまわしです。

最近はコイル・抵抗は「長方形で描くだけでも良い」、に変わって来ましたが、どうも感じが出ないので「クルクル・ギザギザ」やってます。

パワーポイントで出来た図面を「PrtSc」でキャプチャーし、フォトショップ(AdobePhotoShop)で仕上げています。

 

当初は手書き図面をスキャナーにかけたり、プリントOUTしたパワーポイント図面をスキャナーでJpeg化したりでしたが、今はこういう方法でやっています(CADを使うまでもないです)

 

同じようなことはWordやExcelでも出来ますが「範囲指定」出来なかったり、コピペでオブジエクトがどこかにいなくなってしまうなどがネック。

お絵描き自由度が大きいパワーポイント(ppt)を好んで使っています。

 

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【おことわり】

★ここで公開している回路・写真・説明文などはアマチュアの方、音響業界の方でハンドメイドまたは試験評価なさる場合の参考として考えております。
 

★製作物・加工物の性能・機能・安全性などはあくまでも製作される方の責任に帰し、当方(Shin)ではその一切を負いかねます。

 

★第三者に対する販売等の営利目的としてこのサイトの記事を窃用する事は堅くお断り致します。

                             管理人(Shin)

 

皆様からのご質問やご意見などには出来る限りお答えいたします。

 

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