ぽよさんが虹シティーに引っ越してきて1週間が経ちました。
人見知りなぽよさん。お友達というお友達もできないまま広い家で1人ひきこもる日々。
ぽ 「おやじ…おふくろ…」
そんなある日、南極にいる両親から素晴らしいプレゼントが届きました。
なんということでしょう…送られてきたのは可愛い可愛い柴犬ちゃんだったのです。
南極の大地を走り回ってきたワンコくん。ご先祖様はあの某南極物語のワンちゃんだったとか
なわけない。
ぽ 「うぅ…おやじおふくろ…ありがとな…涙」
ぽ 「さーて、あなたのお名前はなんでちゅかねぇーちゅちゅちゅ」
? 「…ヘケッ…」
ぽ 「…ん!?」
? 「ぼく、ハム太郎なのだ!!」
ぽ 「……。」
ぎゃああああああああああああああ
捨てられてしまいました。
ハ 「ご主人様ひどいのだ…」
まさかぽよさんも本当にハム太郎という架空の生物がこの世に存在するなんて信じられないのでしょうよ…
しかしハムさんも負けていられません、もう野生としては生きていけないのでなんとしてでもぽよにこの現実を受け止めてもらわないといけないのです
ハムは走った!ぽよの匂いを思い出しながら!見知らぬ街をあっちへふらふらこっちへふらふら
なんとか家にたどり着いたハムさん、すると家の前にはぽよの姿が。
ハ 「クーン」
ぽ 「そんな無理して犬の鳴き声とかしなくてもいいのよ」
上からおちてくる冷たい目線。ハム太郎は覚悟を決めてこうつぶやいた。
ハ 「信じられないかもしれないけど、これが現実なんだ」
ぽ 「…。」
ハ 「正直に言うよ!君はまだ気づいていないけど君は選ばれし者なんだ」
ぽ 「なんですって?」
ハ 「僕は君のお父さんに君を助けてくれと言われてここに来たんだ…」
ぽ 「ゴクリ…」
ハ 「そう…君はスマイルプリk…ゴフッ!!!」
ぽ 「!!…大丈夫!?どうかしたの!?そしてプリ?まさか…プリ…キュア…そんなばかなあたしが!?」
ハ 「いや…大丈夫だ問題ない。そろそろ翻訳こんにゃくの効き目が切れてくるころか…」
ぽ 「まって!私がプリキュアだってほんとなの?そこだけは今はっきりさせておきたい!」
ハ 「君は伝説の戦士プリk………クーン」
自分がいったい何者なのかわからないけれど、もしかしたらまたしゃべりだすときがくるかも知れない。
そんなこんなでハム太郎とぽよは一緒に暮らし始めました。
一緒にドライブしたり~お散歩したり~泥棒さんきても何もしなかったり~体洗ったり~
最初は気持ち悪い存在でしかなかったハム太郎ですが、今ではすっかりぽよの大切なお友達です。
ぽ 「ハム太郎~!水気持ちいでしょ~♪」
ハ 「ククーン (わし…水嫌いやのに)」
ハ 「しかし…計画通り。ニヤリ」