「人から承認されないと不安...」行き過ぎた承認欲を止めた「アプリ通知オフ」 | 淡路島のカメラマン・清水翔平

淡路島のカメラマン・清水翔平

淡路島を拠点に活動するカメラマン・清水翔平のありのままの日常を綴ったブログです。

今日は

「想像以上だった、アプリの通知をオフにする効果」

というテーマでお届けします。

 

 

以前このブログで、

「SNSを見過ぎているのが気になる」

とパートナーから言われたことがきっかけで

 

FacebookやブログといったSNS、

LINEやメッセンジャーといった連絡ツールの通知をオフにする

 

という実験をすることについて書きました。

 

 

 

 

僕にとっては、SNSのアプリからくる通知が

エゴからの欲求に火をつけるトリガーになっていました。

 

 

SNSの「リアクションがありました」という通知は、

 

自分の中にある「人から承認されたい」というエゴの欲求を一時的に満たしてくれていたのです。

 

 

きっとSNSを始めたばかりの頃は

 

「友達からリアクションがつくのがなんか嬉しい」

 

という感覚だったのも、

 

 

スマホを開くたびに

「通知は来ていないかな?」

と自動的にアプリをチェックするようになり、

 

やがて誰かと話していても、

他のどんな作業をしていても、

あるいは車を運転していようとも、

 

通知が来ていると

スマホを見ずにはいられなくなり

 

だんだんと歯止めがきかなくなっていきました。

 

 

それを繰り返すうちに

自分にとってはもはや

 

「通知が来たら、他に何を差し置いてもすぐ確認する」

 

という自分のエゴからの行動に

疑いを持つこともなくなってしまいました。

 

 

初めは健全な欲求だったのかもしれません。

 

でも、「見ずにはいられない」という

エゴの声に従い続けた結果、

 

「もっと人から承認されたい」

「人から承認されていないと不安」

 

という、

行き過ぎた欲望が自分の中で成長してしまったのです。

 

 

そんな自分の行動の異常性に気づいて、

 

アプリの通知が来る設定を

手放すことに取り組み始めたのが8月上旬。

 

 

僕はこの1ヶ月、

 

Facebookやメッセンジャー、

メール、LINEといった、

通知機能が手放せなくなっていたアプリの通知を

完全にオフにして過ごしました。

 

 

 

その状態で1ヶ月過ごしてみて気づいたことは、

 

 

今までいかに多くの時間をSNSに費やしていたか

ということです。

 

 

「時間」という単位だけでなく、

常に「通知は来ていないかな?」と考えることで

 

脳のメモリーの容量の一部を

常に何割か消費している状態でした。

 

 

人間って、

当たり前にやっていることには

気付けないようにできているようです。

 

 

 

通知をオフにしたことで初めて、

それまで自分が浪費していたエネルギーの大きさが、いかに大きかったかを思い知りました。

 

 

 

通知に心を奪われている感覚が

消えた後の世界は

 

それまでの世界よりもずっと静かで

落ち着きのあるものだったのです。

 

 

 

僕はそれまで、

Facebookやブログの投稿につく

リアクションの数をとても気にしていました。

 

 

それも、

 

「通知をオフにする」

 

それだけのことで

 

 

気付けばリアクションの数も

ほとんどどうでもいいと思えるようになり、

 

それまで欠かさずにチェックしていた、

誰がリアクションしてくれているのか?ということすらもほとんど認識しなくなりました。

 

 

そうすると、

まるで瞑想をした直後のように、クリアな思考で過ごせる時間が増えてきたのです。

 

 

これは自分にとって

とてつもなく大きな変化でした。

 

 

ーー

 

 

スマホの通知に限らず、

今の社会に生きていると、

 

エゴを刺激し、

欲望に火をつけるトリガーとなる情報に

 

囲まれながら生活することになります。

 

 

 

コンビニに行くと、

所狭しと並ぶ、一時の欲求を満たす

食べ物や飲み物が並んでいます。

 

そのどれもが魅力的なパッケージングで彩られ、

食欲を刺激するようなデザインが施されています。

 

 

コンビニに立ち寄った際、

本来の目的ではないものをついつい買ってしまったという経験のある人は意外と多いのではないでしょうか。

 

 

あるいはみんなが当たり前に持っているスマホ。

 

LINEやSNS、YouTube、ブログといったツールをひらけば

ひっきりなしにニュースや広告が飛び込んできます。

 

本当はどうでもいいはずの、赤の他人のニュースでさえも

 

興味を惹くタイトルを見ると、

つい、エゴ的に覗きたくなってしまいます。

 

 

そういったものに心を奪われず

どんな情報を見ても穏やかな気持ちでいられるようになるには、

 

 

やはり一定期間、

それらの刺激を断絶してみるのが、シンプルにして最大の効果のある方法のようです。

 

 

そういう意味で、

デジタルデトックスというのは

エゴを手放す効果が高いのだと思います。

 

 

何かのお役に立てれば幸いです。

 

 

素敵な週末をお過ごしください。

 

 

9月15日・16日で開催した淡路島リトリートで泊まった貸別荘。

素敵なリノベ古民家でゆったりと過ごしました。