【追記4/18】必ず、該当の鉄道各社の

最新情報を確認して下さい。

(昨日17日にも一部改訂があった模様。)

また鉄道各社、大同小異ですが、

微妙に扱いが違うこともあり得ます。

下記は最大公約数的なものです。

 

 

(初出4/17)

私なども、3月あたりから、

公用(お仕事)・私用を問わず、

出かける所用が続々と

キャンセルになりました。

 

3月はまだ中止にならなかったものも

少しはありましたが、

4月からは壊滅的です。

 

それで、普段は電車の回数券を、

それなりに買っていて、

多少とも電車賃節約をしようと

思っておりましたが、これも当然、

残ったままになり、ついに、

明日が期限のものも出てきました(涙)。

 

本来は、有効期間内であればそれなりに

未使用回数券が残っている場合、

払い戻しができる場合があります。

期限を過ぎると払い戻し不可。

なお、原則、有効期間は3か月です。)

 

しかし、最寄り駅の鉄道線のみならず、

その乗換路線の他社回数券まで持っていると、

(私など東京メトロの回数券まで持ってます)

払い戻しのために期限内に

出向く必要もあり、どうしようか、とも

思っておりました。

 

で、鉄道各社のHPをいくつか

確認したら、緊急事態宣言を受け、

概ね、払戻期間については、

緊急事態宣言期間終了後1年

と延長されたようです。

(例えば、5月6日に終了の場合は、

翌年の5月6日まで払戻可。)

 

ですので、あわてて払い戻しに

出向かなくても、とりあえず

有効期間まで持っていて、もし

不要不急でない所用があれば使って*、

それでも余ったものについては、

事態が回復してから、ついでの際にでも

払い戻せばよいことになります。

 

*なお、回数券を使わずに、Suica、

PASMO等のIC切符で乗車した方が

良い場合もあります。後述します。

 

なお、特例措置は、あくまで払戻期間

だけで、払戻額の計算については、

原則通りで、特にメリットはありません

 

では、払戻額の計算方法ですが、

その前に、回数券(正式には回数乗車券)

は、原則、普通回数券(11枚)の他に、

多くの関東圏の大手私鉄では、

時差回数券(12枚)、

土休日回数券(14枚)もあります。

 

これらを10枚分の運賃で買える

仕組みです。(ですので10回超乗る

見込みがある場合に利用します。)

 

前述のとおり、有効期間は原則、

購入日から3か月以内で、本来は

払戻もこの期間内にする必要があります。

 

*なお、小田急など特殊な制度を
採用している場合もあります。

 

ただ、計算方法はどれも一緒です。

 

払戻額=購入額(10枚分普通運賃*)

 -使用枚数分普通運賃*-手数料220円

 

普通運賃はIC運賃ではなく、

 紙の切符の運賃です。

 

ですから、10枚以上使った場合は、

まったく払戻額はありません

(11枚以上使っていれば、

多少は得しています。)

 

9枚使った場合は、普通運賃が、

230円以上であれば払戻額があります。

ただし、手数料220円を引かれるので、

ごく僅かかもしれません。

 

使用枚数8枚以下の場合は、

関東圏では初乗り130円以上*なので

金額はともかく、払戻対象です。

 

*西日本では初乗り100円という

路線もあるそうで、その場合は

使用枚数7枚以下となりましょうか?

 

なお、払戻が発生する場合は、

普通運賃で利用分を引かれる上に、

手数料220円もかかるので、

元々切符やスイカ・パスモ等ICで

乗車していたよりも損をする形になります。

 

そして、IC運賃に比べ切符運賃は、

0円(同額)~9円割高なのです。

(各鉄道会社のHPに掲載があります。)

 

で、不要不急でない利用をしても、

なお、払戻額が出る場合、

この差がある場合(特に大きい場合)は、

あえて回数券を使わず、IC運賃で乗車して、

回数券を払戻とした方が、若干得になります。

 

*昨年10月の消費税増税で、

10円値上げになった区間は、

差額が大きいと思われます。

 

ただし、予定外の利用があって、

回数券を使っていたなら、

払戻額が無くなるまで使えていた、

という場合は多少ですが損をします。

 

それから、鉄道事故等あった場合は

回数券の場合は、振替輸送利用が可能です。

迂回利用しても追加徴収はされません。

(IC利用の場合は、迂回乗車すると

その分の運賃を取られます。)

 

ですから、差額が小さい場合には、

保険料と思って回数券を使った方が

良いかもしれません。

 

<具体例>

東急線 IC:251円、切符260円区間

(渋谷~菊名、横浜~学芸大学など)

回数券2,600円

 

①2枚(1往復)だけ使った場合の払戻額

2,600-260×2-220=1,860円

 

②①の後さらに3往復(6回)利用した場合

 (計4往復(8回)利用)

a その分をIC利用した場合

1860(①払戻額)-251×6=354円

 

b その分も回数券を利用してから払戻

2,600-260×8-220=300円

(aの方が54円得:差額9円×6回)

 

③①の後さらに4往復(8回)利用した場合

 (計5往復(10回)利用)

a その分をIC利用した場合
1860(①払戻額)-251×8=△148円


b その分も回数券を利用
2,600-260×10-220で、払戻対象外。
(当初の2600円のみの負担)

(bの方が148円得、aは9円×8回=72円

得だが、手数料220円負担分が損)

 

※ 本当は定期券等にも触れようと

思いましたが、回数券だけでかなりの

文字数になったので、そちらは別投稿とします。

 

鉄道回数券・定期券を使わなく

なった場合は?(2:定期券等編)

https://ameblo.jp/shimpo-shiho/entry-12590586375.html

 

 

 

*参照した鉄道会社のサイト

JR東日本

https://www.jreast.co.jp/

新型コロナウイルス発生に伴う

きっぷの取扱いについて(PDF)

https://www.jreast.co.jp/ass/pdf/20200313corona.pdf

 

京浜急行

緊急事態宣言の発令にともなう

営業内容の変更について(4月10日更新)

https://www.keikyu.co.jp/report/2020/48.html

新型コロナウィルス発生に伴う

定期乗車券および回数乗車券の

取扱いについて (PDF)

https://www.keikyu.co.jp/assets/pdf/8843cc0401359def902125ea5d12ac5e.pdf

 

東急電鉄
https://www.tokyu.co.jp/railway/
新型コロナウイルス感染拡大に伴う
定期券・回数券の取扱いにつきまして

https://www.tokyu.co.jp/information/list/Pid=417.html
回数券
https://www.tokyu.co.jp/railway/ticket/types/multiple-trip/
定期券
https://www.tokyu.co.jp/railway/ticket/types/teikiyoyaku/commuter_passes/
 

東京メトロ

https://www.tokyometro.jp/index.html

新型コロナウイルス発生に伴う

定期乗車券、回数乗車券及び

企画乗車券の取扱いについて

https://www.tokyometro.jp/info/206836.html?width=816&amp;height=650

緊急事態宣言発令に伴う定期乗車券

・回数乗車券の取扱いについて(PDF)

https://www.tokyometro.jp/info/files/e44eb4e716faac29457ffcd5f14ba471.pdf

 

小田急

https://www.odakyu.jp/
新型コロナウイルス感染拡大防止に伴う

乗車券類の払いもどしについて (PDF)

https://www.odakyu.jp/support/o5oaa1000001pvwx-att/o5oaa1000001pvx4.pdf

 

 

 


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