前回の続きです。

(前回)高輪新駅は、

運賃競争をしないのか?!(1)

https://ameblo.jp/shimpo-shiho/entry-12584110569.html

 

 

それでは、実際にどれほど運賃が

違っているのか、以下確かめたいと思います。

 

(実はこの表を作るのに想定外の

多大な労力を要し、投稿が遅れました。)

 

 

表示が小さくて分かりにくいかもしれませんが

画像をクリックすると大きくなると思います。

 

それでも見にくい場合は、

2分割したこちらをご覧下さい。

 

 

 

赤い数字が最も安い運賃、

太字の数字は「特定区間運賃」です。

 

とりあえず、高輪G駅部分にまず着目しますと、

やはり「特定区間運賃」の設定が無かったため、

基本的には、泉岳寺から京急というのが、

圧勝でした。

(しかし、川崎までは例外的にJRが安い!)

 

次に、この表を作る作業をしていて、

初めて気が付きましたが、

特定区間運賃は、基本、新橋以南に

設定されておりますが、正規運賃を見ると、

有楽町も新橋と同額だったのです。

 

ところが、有楽町は設定から外れ、

正規運賃となるので、より高額となります。

 

この理由ですが、おそらく、

京急と乗り入れてしている

都営浅草線には新橋駅があり、

もろに競合しています。

 

一方、浅草線は有楽町には行かず

少し離れた東銀座に行ってしまい、

また、都営三田線日比谷駅は

有楽町に結構近いものの、

浅草線からは三田駅での

乗り換えが必要なので、有楽町なら

「利便性で勝負できる」と考えたのでは

ないか、と思う次第です。

 

さらに、基本的には、JRのみの利用は、

割高になりますが、

東京方面からの場合、

品川乗換より、横浜乗換の方が、

安い場合もありました。

 

さらに、表をよく見ると、300円台の区間では、

JRの方が安い区間があります。

 

そこで、JRと京急の対キロ運賃を

比較してみました。

 

 

これを見ると一目瞭然で、

7~20キロ区間では、京急の方が割高で、

JRの方が安いのです!

 

あるいは、310円まではJRで、

320円以上なら京急で、とも言えます。

 

なお、JRと京急の、

泉岳寺(高輪G)~横浜間は、

大体並行して走っていますので、

キロ数もほぼ同じですが、

実は若干、京急の方が距離が

長い場合があるようです。

 

対キロ運賃表で、0.1キロでもはみ出すと、

運賃が次のランクとなりますので、

そのため京急が若干高い場合もありました。

 

なお、横浜以南は基本的に、

京急の方が近道をして

横須賀方面に向かっています。

(逗子は京急は支線なので、

同じくらいかと。)

 

ですから、距離・所要時間も、

京急が有利となります。

(その代わりJRは、大船・鎌倉等への

利用には便利です。)

 

横浜から久里浜方面など、

JRが特定運賃も設定せず、

運賃格差を放置しているのは、

仮に運賃を同額としても、

勝ち目がないと判断したのだと思います。

 

もちろん、どちらを選ぶかは、

運賃だけではなく、乗換回数や、

始発だから座れる、とか、

運転本数、所用時分なども

考慮されてのことと思います。

 

1つの参考としてお考え頂ければと思います。

 

 


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