共生の地域づくりとは? | ほっこり 知恵袋

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昨日開催された、高瀬比佐子さんが主宰する❰未来をつくるkaigo cafe ❱に参加しました。テーマは「共生の地域づくりに必要なこととは?」です。
地域共生社会について、厚労省の方からお話頂きました。その後、地域で実際に共生の仕組みを作っていらっしゃる方からそれぞれお話し頂きました。
以下は私なりの解釈と感想です。



地域共生社会とは
人の生活を中心とした地域づくりのことで、「わがこと(自分事)とまるごと(サービスと人材)」が基本になっている。サービスを行う事業所は、地域力や専門職による支援体制を強化し、住民のため住みよいまちづくりに貢献する。



社会福祉法人福祉楽団 杜の家施設長 在田創一さん
在田さん考案の「タコ足ケアシステム」はとてもユニークだ。
商店街のおじさんが主体となり、地域のつなぎ役となっている。おじさんたちが次々とアイディアを作ってくる。障害者施設で開催されていた「歩け歩け大会」を街中でおじさん達と歩くツアーも企画したそうだ。
普段は静かな商店街もおおいに賑わい、商店街の方と障害者の方との交流も出来たそうだ。アルバイトに障害者を雇用するパン屋さんもでてきたそうだ。
障害者が街中に出ることで、地域を元気にし、地域の住民自身が福祉を語ることになった。とても自然な交流が生まれたのだ。



NPO 法人 あやの里 岡元奈央さん
認知症カフェ 「as acafe 」での取り組みは素晴らしい。
共生社会の基本になる考え方は「知ること」から。
多くの人や学生、団体、ボランティアなどのつながりや支援は、それぞれを知ることから始まっている。



NPO法人 つむぎ八幡平 里つむぎ 高橋和人さん
まるごとケアの家は魅力的。自然、動物、人間が境界なく共に悩み、考える仕組みができている。「お互い様」「結いの心」が大事。
福祉が担うべきことは、地域の将来、子供たちの未来につながる行為である。
生活すること、生きることが「まるごとケアの家」。
「笑顔と安心の創造を」モットーにしている。



ワークショップ
「共生の地域づくりに必要なこととは?」
私が担当したグループでのディスカッションの内容です。
「共生」を知るきっかけは?
・誰が主体なのか?…許される人「若者」「馬鹿者」「よそ者」
・どのように引き出されたのか?→発掘する人、つなぐ人、企画する人
・いきいき活動するには?→自分に役割があること(人は働き手でなくなった瞬間にやる気を失うから。)
地域づくりに必要なこととは?
・仕組みは穴があった方がよい→足りないを補い合うことで信頼関係生まれるから
・普通の生活のなかで、自然発生的に自分の役割を見つけ、助け合える関係をつくること。

感想
世の中を変えるには、許される人がいて「若者」「馬鹿者」「よそ者」がキーワードになります。地域のつなぎ役もそうではないでしょうか。
足りないを補い合うことをそれぞれの地域で考えるとよいのではないかと思いました。今回のゲストの皆様方は、発掘役として素晴らしいです。
多くのヒントを頂き、そして参加者の皆様とディスカッション出来たことはとても有意義でした。このカフェの主宰、高瀬比佐子さんに感謝申し上げます。