第16回「ねぎらい介護~介護者のストレスケア~」 | ほっこり 知恵袋

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第16回市民と介護を考えるカフェ「オリーブの木」テーマ『ねぎらい介護~介護者のストレスケア~』今回のゲストは、ねぎらいセラピストの伊藤亜希子さんです。

【伊藤亜希子さん資格等】
介護福祉士、ケアマネージャー、魔法の言葉認定講師(コーチング)

自分自身を認め、自信を持つことはねぎらいの第1歩だと伊藤さんは言います。
シャンパンタワーの法則といって、一番上が自分、2番目が家族、3番目が同僚、友人
4番目が仕事上のクライアント(取引先、お客様、利用者様、患者など)
一番上のシャンパンが満たされて溢れないと次に注がれない。つまり、人間関係を善くするのは、自分自身の気持ちのあり方に懸かっている。

気持ちをほぐすために、ワークショップでは『褒め褒めワーク』をしました。
自分が褒められたい言葉、褒めて欲しいところを書き出す。別の人が、その言葉で相手を褒める。一回目は普通に、2回目は「〇〇さん、△△△ですね。」と名指しで呼び掛けてから褒める。お互いに褒め合うワーク。
どちらがされて嬉しいか?褒めたときの気持ちも考える。
【褒められたとき】
自分が言って欲しい言葉を他人から言われるのは嬉しい。名指しで言われると更にモチベーションが上がる。褒められたときは、3つの言葉のいずれかで返さなければならない。「ありがとう。」「そうでしょ。」「よく言われるわ。」
さて、どの言葉で返すことが多かったでしょうか?私の場合、「ありがとう。」が7割、「よく言われるわ。」が2割、「そうでしょ。」は1割でした。いって欲しい言葉を自分自身にも言っているかが問われているような気がした。
【褒めているとき】
本人が褒められたい言葉で褒めているので、相手の反応は嬉しそうだ。楽しそうな反応を見ることで、幸福な気分になる。
良い言葉を発すると、言うほうも嬉しい。
「幸せになりたければ、美しい言葉を使いなさい。」と誰かが言っていたような気がする。

感想拍手
自己肯定感はとても大切。目標に向かっていくときに、不安は付き物だが、「大丈夫!そのまま進んで良い。」と自信を持つことは大事。「ねぎらい」は、プロセスの中で自己肯定するもの。「ここまでは大丈夫。その調子で進もう。」と、自分の行動を確認すること。激励とは違う。激励は、自分を向上させるために、テンションを上げるもの。「頑張れ。もっと努力せよ。」と結果重視である。
目標を持つことは大事であるが、結果のみを重視するだけで疲労困憊する。結果に向かう過程のなかで、安心して進むことは大切である。ストレスとどのように向き合い、モチベーションを維持していくかは難しい。気分転換も必要だし、考え方を別の方向から眺めてみることも良い。
考え方の受け皿を広くして、自分を責めないことも大切だと思う。「逃げ」ではなくて、「広く受け止める」そんな気がした。

写真は、伊藤さんが「ねぎらい」の言葉を書いて下さったカード💕
温かい文字は、心の書とかいて、「心書」というそうだ。温かな言葉に癒された時間でした。伊藤さん、ありがとうございました❤😄