「立ち上がり」介助 | ほっこり 知恵袋

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理学療法士、介護職とのコラボ勉強会「もし、リハ」での振り返り。
当院では、高齢者も多く、レントゲン室への移動や、診療台への移動には介助が必要です。一体、どのような介助をすれば、ご本人も介助者も楽なのか?今回の「立ち上がり」実習によって学んだことをまとめます。
診療台(ユニット)からの立ち上がり

1立ち上がり前準備
深く腰掛けていると、体の重心が後ろになっているため、立ち上がりにくい。
そこで、重心を前に移動するために次の工夫をする。
① 「浅く腰掛けてください。」と声かけをする。→骨盤を後方から前方へ立てるように誘導するため。
② 自分で移動出来ない場合は、介助者が始めから介入する。
★体幹を前屈みにしてもらう。→重心をお尻から足へもっていく。
ひらめき電球立ち上がる前にしておく工夫は?
①診療台(ユニット)の高さを調節する。
→地面に垂直に立てるような高さをみる。
②足を揃えて、ユニット側面の位置に両足を移動させる。この時、重心をお尻にして移動させると重くない。

2準備が整ったら、立ち上がり
★足の位置も地面に対して垂直になるようにする。
★ 手をひっぱらない。
★腕に捕まってもらいながら、その力を利用して立ち上げる。
介助者は、力を受ける時に腰を痛めないために、足の位置は片方を後ろにして立ち、足の筋力で受けるようにする。

ひらめき電球今後の課題
高齢者の筋力をつけること。
高齢者の姿勢は、猫背になります。
骨盤の位置が後方に傾いているため、前方へ移動する筋肉(腸腰筋)を鍛える運動をする。


メモまとめ
「立ち上がり介助」は、高齢者が多くなるので、重要です。しかし、介助の方法を知らないと、介助される側もする側も疲労してしまいます。いかに効率良く介助するかはとても大切です。今回、ポイントとなるキーワードは「重心の移動」です‼︎
これを意識するだけでスムーズに移動が出来ます。診療台(ユニット)場合は、側面からの移動になりますので、まず正面から側面への移動が前準備となります。重心のかけ方に注意して行うと、余計な力を受けることがなく移動が出来ます。ニコニコ